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よちよちある記#341『コンタクトを通して見つける成長過程』

そう
そこにあるその存在には
もうとっくに氣づいてはいた

目が悪く
ときにはメガネが必要な妻か
あるいはメガネでは
矯正が難しいのでコンタクトを
使うようにと診断されたものの
目に異物が入るのが怖いといい
これまで使ってこなくて
いよいよ支障が出てきた息子か

洗面所にいつのころからか
居座るようになった
コンタクトのケース

 
先日の朝のこと
洗面所の取り合いになる時間帯
娘に割り込ませてもらおうと
声をかけに行くと

まさかのまさかの
コンタクトのケースを手にした娘

「えっ?
目悪いの??」

「えっ?
違うよ。
カラコンだよぅ」

「え”ぇ”〜〜〜っ!!(驚)」
「見たい見たいっ!」

と鏡の中を見つめる娘を凝視してると

「…」
「…」
「…見られてるとやりづらい…
後で見せてもいいから今は出てって」

 
中学生で色氣付きはじめ
『そんなことする必要ないっ!!』
なんて頭ごなしに怒っても
なんの解決にもならない
なんでそれがしたいのか?
なんでそれをしたらダメなのか?
それを聞いて伝えずに頭ごなしは
絶対にするまいと強く思う

自分自身の受けてきた親に対する不満
長いこと自己肯定感を持てず
何をするにも不安だった遠因 元凶

否定から入らないように
へぇ〜いいかもね〜って
一旦は認めてほしかったんだよな
あの頃はたぶん

子どもとはいえバカではない
いいこと悪いことくらいの
分別がつくようには育ててきたつもり
やりたきゃやれば〜?
って見守るのみ

今はそこに向かうエネルギーが
溢れかえってる子どもの成長過程

どうやったら自分をよく見せられるか
毎日毎日研究してみて実践してみて
こんな熱量を持って
やれと言われもせずに
せっせと励んでるなんて
素晴らしいことじゃないのさ

「はいよー つけたよー」
ってことで娘の目を覗き込む

「ん?
変わらんじゃん?」

「そんなバレバレにしたら
怒られるじゃんっ?」

おぉ〜なるほど〜
そこにも制約条件がありつつの
日々の実践になっとるのかあ〜
素晴らしいな

「ちなみに
コンタクト入れるの怖くないの?」

「別に平氣」

息子と同じく
目に異物が入るのが怖いと
コンタクトに手を出せない父を
早くも追い越した娘に拍手

子どもの成長を目にして
なんとも嬉しいような
オモロイような
ある朝のできごと

連休の真ん中
今日もお楽しみあれ〜

 
今日もいい1日✨

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