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よちよちある記#454『まほろ駅前多田便利軒』

雨の音で目が覚める

朝4時

あれれ?
雨の予報って
把握してなかったな…

こんな暑い日が続いて
植物たちにとっては
恵みの雨となるかな?

 
手元に来てから
なかなか読む氣になれず
だいぶ長いこと寝かせちゃった

三浦しをんさんのイメージと
この本の表紙のLUCKY STRIKEが
なんか違和感があったんだよな

直木賞受賞作品
『まほろ駅前多田便利軒』

”らしさ“と感じるものが
溢れてる文章で
だけれども
”らしくない“と感じるものも
時々感じられ

それでもやはり
途中で嫌になってしまって
投げ出すこともなく
読み終わってしまったことに
幾分かの寂しさを感じる

ーーー以下引用ーーー

「はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というものは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」

ーーー引用終わりーーー

愛情というものは
与えるものではなく、
愛したいと感じる気持ちを、
相手からもらうことをいう

登場人物に
こんな台詞を言わせるなんて…
前後の流れがなくても
この台詞だけで心に響く

どっかで誰かに使えるかな?笑

 
そしてまた
全然違う別のシーンにて
こんな台詞を吐かせてる

ーーー以下引用ーーー

「(略)北村さんも木村さんも家族がめちゃくちゃになるかもしれない。その全部に対応しきれんのか!」
「知ってしまったら、もうもとには戻れない」その瞬間の行天の表情は、森に住む隠者めいて、感情からも欲望からも解き放たれているように見えた。「気がすむまで進むしかないでしょ」
「関係者全員が不幸になるかもしれなくてもか」
「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはないと思う。どこで踏みとどまるかは北村クンが決めることだ」

ーーー引用終わりーーー

不幸だけど満足
ってことはあっても、
後悔しながら幸福だ
ということはないと思う

どんな人生経験を経たら…
どれだけ自分の内面と向き合って
ひたすらに自分の感情に
言葉を与えてきたら…

こんな台詞を
言葉として紡ぎ出せるんだか…
ふぅ…ため息

世界観が確立され
登場人物たちが好き放題に
動き回り台詞を吐く

作家さんの頭ってのは
一般人には到底真似のできない
構造になってんだろーな…

これだから
本はやめられない!!笑

今日は日曜日
読書勉強会の日

今日もいい1日✨

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