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カーナビが素晴らしいことに変わりはない

30代前半草野球をやっていた頃、朝から試合をやったあと後輩3人と昼飯を食べに行くことになった
1人の後輩が車を買ったばっかりでお披露目がてら車を出してくれて
僕は助手席へあと2人は後部座席へ

後輩ばっかりだったので僕は昼飯奢らないかんなーと思い
ちょっとお金を下ろしたいからコンビニに寄って欲しいと伝えた
すると運転手の子が、僕もお金下ろしたいんで郵便局寄っていいですか、と言うので
僕は心の中で、いやいや郵便局て!何ゆうちょしとんねん!何をちょ金魚目当てにゆうちょしとんねん!と思っていたのも束の間後輩は信号待ちの間に自慢のカーナビで郵便局を探し始めた
こんな時カーナビって本当に便利だと思う
一昔前なら適当に走ってれば郵便局なんてあるっしょ!くらいの感覚だったと思う

僕たち人間は新しくて便利なものが大好きだ

しかしその後輩はその車でナビを使うのが初めてだったらしくなにやら手こずっている後ろから2人も乗り出し4人であーだこうだ言いながらカーナビと格闘していたその時
後ろに乗っていた1人の後輩が叫んだ!

『あーー!ここに郵便局ありますよ!!』

見ると僕らが止まってるすぐ横に郵便局があるじゃないか!

と同時に信号が青になり無情にも車は静かに進み始めていた!
行きたい場所がすぐそこにあるのになんて事だろう

こんな時カーナビさえなければ郵便局はすぐ見つかっていたはずなのに        

タイトルへ戻る                   fin.


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