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るろうにシニア

こんにちは
ブライトシフト ソウルコーチのちゅみです。

セカンドキャリアは50歳前から真剣に考え始めた方が、その後の人生を有意義にデザインできるのではないか、と最近強く思うようになりました。

と申しますのは、私は54歳から大きく人生が変わったのですが、もうあと5年早かったら。。と何度か感じ入ることがあるからです。

その話はまた次回に譲るとして
先日光栄にも、中高年の求職者様対象に『輝くシニアのための働きがいセミナー』の登壇に預かる機会がありました。


生涯設計セミナーと題し、シニアのための再就職支援として毎月滋賀県では求職活動の一環としてセミナーを提供されているのですが、今回のご参加者は、60歳から65歳男性の割合が圧倒的に多くて驚きました。

一体参加者の皆さんは、何を求めてこのセミナーにお越しになられたのだろうか、と言う問いが一番に立ちました。

これは、大抵7:3位の男女比率で、他の回では60歳以下の方もチラホラいらっしゃるからです。
ところが、今回は、かなり男性比率が高かったのです。9:1くらいでした。

さて、これを読んでくださっている皆様がたに質問です。

シニアと聞くと何歳くらいからのイメージをお持ちでしょうか?

厚労省の意図する『シニア』とは45歳以上の方を対象としています。

40代後半の方、或いは50代前半の方は、
『ええっ!私ってシニアなの?』
と受け入れ難い印象を持たれる方が多いです。

でも、ご安心ください。
60歳以上はシルバーつまり高齢者の範疇にはいるそうですから。。

ちょっと違和感ありませんか。

それによると、私はシニアでもありシルバーでもあります。

シニアは受け入れても、シルバーと呼ばれるのには、実際かなり抵抗を感じます。

これは、時代が高齢者社会に移行し、溌剌とした健康的な高齢者が多いということから、『老い』を彷彿させる言葉のニュアンスとそぐわなくなってきている証拠かかもしれませんね。

何か適切な呼び方はないでしょうかね。
シニアをゴールドと、プラチナにわけるとか。。


私は年間のべ500人以上の所謂シニアの方々と面談を持つ機会がありますが、実年齢≠若さ だとつくづく感じることがあります。

年齢の割に老けて見える方と、年齢よりうんと若く溌剌としていらっしゃる方と出会うたびに、この差はどこから来ているんだろう?
とつくづく感じてきたのですが、最近答えを見出しつつあります。

それはですね。
若さの秘訣は『魂の若さ』の差なんじゃないかと思うようになってきたのです。つまり、生きがいを持ちどれだけ生き生きと生きているかです。

常々四つの健康を大切にしてくださいと、シニアの方々にはお話をしているのですが、その四つのうちのひとつが、『魂の健康』なんです。

詳しくはセミナーでお話をきいていただくとして、この『魂の健康度チェック』を参加者の皆様にしていただきました。
これは今回のテーマと直結していることでした。

今回参加していただいた方々に講座初めにどんな言葉に惹かれて参加を決めたかというアンケート取った際、圧倒的に『生きがい』というものを求めていらっしゃることがわかりました。

60歳といえばまだまだ一般的に定年退職を迎える年で、65歳といえば現在では年金満額が支給される年齢です。
その方々が『生きがい』というものを求めていらっしゃることが、今回の集団においてですが、あきらかになりました。


わたしも含まれるこの年代。
サラリーマンでは、一旦社会での大きなお役目を終え、大きな負荷から解放される節目です。

解放されるのは、ホッとするのですが、それは束の間。なんだかもの足り足りなさを感じ始める方々が多いようです。

かつて自分自身が生き生きと活躍していたのは、仕事とともにあったと思われる方々が多いです。

そして、職場という社会集団から切り離され、仲間という輪から外れてしまったような寂しさを感じていらっしゃるようです。仕事がシンドイと思っていた方は、せいせいする反面、つまらなさを感じる方もいらっしゃるでしょう。

まだまだ輝いていたいシニア

とはいえ、以前と比べバリバリ働く体力も気力も減退し、どこか『気楽にやりたい』と言う気持ちと、今までの能力を活かして『出来る存在として社会参加したい』と言う気持ちが拮抗するようです。

そして、社会の一般的な市場需要としては、前線に立つ人たちを支えるバックステージのような職種が待ち受けています。ここで問われるのは多様性を受け入れ、自分の汎用性をいかに活かせるかだと思うのです。


そこに『どんな自分で立っていくのか』については、かつて前線で活躍していた自分と大きく意識を変換することが求められます。

高度成長期に生まれ育ち、やればやるだけ成果が得られた時代は影を潜め、マウンドからは降板。ベンチで応援しながら、行き先不透明な時代を生きる戦士たちが活躍できるように環境を整えたり、安全を守ったり心地良さを提供したりする社会的な役割を引き受ける存在として意識を変えて行けた人が、自分の中から新たな生きがいを創り出すことができるのではないでしょうか。

こんなことを思惑しながら、セミナーで実施したのは、points of you®︎ という写真カードをつかった気づきのワークでした。

Covid-19 拡散防止のために、醍醐味であるカードを持った対話が出来なかったのは、わたしとしては残念でした。それでも、それなりに工夫した結果、それぞれ気づきが訪れたようで、シェアの時間には思わぬ言葉をいただけて、やはりpoints of you®︎ はmagical だ!と嬉しくなったのでした。


若者もキャリアに悩んでいますが、ひと役終えたシニアもまたキャリアに悩んでいます。

こうやって一生かけてわれわれは、自分のライフキャリアというものに向き合っていくのでしょうね。

ですから、定年になり、大きなキャップの荒波に揉まれないようにセカンドキャリアは、50歳前から考えた方がより楽しく人生を送れるのではないかと、やはり私は思うのです。

そして、全年齢の働く皆さまにお勧めしたいのは、職場と家庭以外のサードコミュニティ。
自分が自分らしく居られる居心地のよい居場所です。

ブライトシフトでは、自分を見つめ、他者と心から触れあい、自他尊重のもと、自分らしく表現していける講座&コミュニティーをこれからも提供させていただく予定で鋭意企画中です。

どうぞ楽しみにしていてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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