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緊張とスマブラ


はじめに

どうも。ぶらいとです。
本記事では、スマブラで戦う上でかなり個人差のある「緊張」について、その原因や対策について私の例を挙げながら考察します。
主にスマメイトやオフライン大会に取り組むプレイヤーへ向けた文章になります。
緊張は自分の課題の一つでもあるため、考えの整理がてらまとめてみました。

緊張するとどうなる?

判断速度が落ちる

反確の間に合う技をガードした時に反応できないことが多いです。
私は普段、セフィロスやホムヒカというガーキャンの早くないキャラを使っている(最速でセフィ11F、ヒカリ9F、ホムラ11F)ため、少ない猶予で反応する必要があります。
体感、緊張しているとこの判断に迷いが生じ、反確を取り逃がしているなと思っています。
また、崖狩りにも影響が出ます。
その場や回避上がりが見えても動けないことが多く、勿体無さを感じています。

操作精度が落ちる

基本コンボや反転ジャンプ、崖奪いといった行動にミスが生じます。
特に反転ジャンプはセフィロスを使う上で必須の操作だと思うので、これが安定してできないことの影響は大きいです。

弱気の行動が増える

個人的に最大の問題点だと感じているのがここです。
せっかくラインを詰めたのに後ろ投げで外に出されるのを嫌って自分から引いたり、着地狩りで稼げそうなのに見てもない暴れを恐れて地上に居座ったり、%有利なのに撃墜択を狙えずいつまでも差し合いを続けたり…。枚挙に暇がありません。
特に撃墜択を狙えないのは非常に問題です。
私の場合、試合が下手に長引くほどに壊されるリスクが高くなるキャラ達を運用しているため、決着を狙える場面を逃してはいけません。

緊張する原因

気負いすぎ

ほとんどこの理由に集約されると思います。
スマメイトにしろオフ大会にしろ、いい結果を出したいと強く意識すればするほど、自分にかかるプレッシャーは増していきます。
そして、この相手に勝てなかったらどうしよう、この試合を落としたらどうしようといった思考に支配されます。本来なら試合内容に割くべき思考のリソースを余計なことに浪費することになります。
これでは戦う相手が自分になってしまいますね。

大幅ビハインドを捲ろうとしている

これは私だけなのかもしれませんが、ストック1-3のような不利状況から1-1に追いついた時など、大幅なビハインドを捲って逆転勝ちが狙えそうな状況になると、心拍数が上がるのを感じます。
こういう時は集中力が高まると共に、緊張感も増しているのだと思います。

緊張への対策

ある程度は割り切る

身も蓋もありませんが、緊張とは心の働きであり、起きてしまった以上これを完全に鎮めることは不可能です。
そもそも緊張とは不安や恐怖に対応するために生まれるものなので、避けようがない場面はどうしても生じます。そのため、「緊張しないように…」といった心構えはむしろ逆効果なように思います。
過度な緊張を避けるための緩和策を講ずることが最も効果的ではないでしょうか。

試合を楽しむメンタリティ

私を含むほとんどのプレイヤーにとって、スマブラはどこまで行っても結局はゲームであり、娯楽の一つです。
勝敗によってその人の価値が決まるわけでは断じてありません。
「楽しむことが最優先、結果は二の次」とはよく聞く論調ですが、これに近しいメンタリティで臨むことができれば、緊張が緩和されるのではないかと思います。もちろん、勝ちたい気持ちを忘れてしまうのは好ましくありませんが。

ルーティンを作る

これはHikariさんに少しだけ教わった内容になります。
イチロー選手や五郎丸選手が代表的ですが、プロスポーツの世界では多くのルーティンが存在します。精神論になりますが、自分の体の状態を「いつも通り」にすることで、心理状態も「いつも通り」に近づける効果を狙っているのだと思われます。
普段の1試合毎に行う自分なりのルーティンを設定して見るのもいいかもしれません。自分は手汗をかきやすいこともあり、両の掌の真ん中あたりを2回ずつ押した後、グー・パーの動作を素早く3回行うことをルーティンとしています。
余談ですが、「本気を出す」心理状態になりたい時もルーティンは有効でしょう。KEN選手は肩を軽く触りますし、Lightは袖をまくる様子が有名です。

この辺押してます

緊張している時に出る悪癖を知る

緊張している時、先述した操作精度への悪影響の他にも、特定の行動にばかり頼ってしまうというケースもあり得ます。それが有効に働くならまだしも、悪い方向に作用していると最悪です。メイトなどでそのような試合をしてしまった場合、すぐにリプレイを見返すことをオススメします。自分で思っている以上に顕著に行動に現れています。
例えば自分の場合、間合いを見ずにセフィロスの空前を振り続けていたり、ホムヒカで適当なDAをパナしていたりといった悪癖があります。

おわりに

ここまで、いかにして緊張の悪影響から逃れるかを書き連ねました。
しかし、適度な緊張はむしろ良い効果をもたらします。
具体的には、集中力や反応速度の向上といったものが挙げられます。
どうしても逃げられない「緊張」を適度に緩和し、プラスの効果が得られるようにすることが理想でしょう。

ではまた


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