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“暗記の精度が低い”高校受験生

塾で英語を実際に教えたり、模試の解きなおしを一緒にしていて思うのが
暗記の精度が低いこと。それも特に英語で。

たとえば、英語の言い換えで、
あなたはテニスをするのが上手だ
  =You play tennis very well.
  =You are very good tennis player.
  =You are good at playing tennis.
や、
一緒にVしませんか?
  =How about Ving?
  =Shall we V?
  =Would you like to V?
  =Let’s V?
  =Why don’t you V?
  =Do you want to V?
  =What do you say to Ving?
が何も見ないで書けるというのは当然である。

しかし、熟語や語法レベルになるとどうだろうか。
Aまでの道のり→the way to A
これが一瞬で出てくるか?
「道だからwayで…Aまでだからfor?いやtoかな…」では少なくとも
GMARCH付属校に行きたいならば遅すぎる。
wayという単語レベルの浅い暗記ではなく、それが入試の英語で
どのように使われるのかまで暗記しなければいけない。
そこまでやるのが「暗記」という定義である。

語法についても同じことである
「help」という英単語を見た段階で即座に
①人のAを手伝う
=help 人 with 物
②人がVするのを手伝う
=help 人 (to) V
が出てこないとダメ。もちろん何も見ずとも、だ。

これをみた受験生やその保護者の方はこれを意識して暗記に励んでほしい。

このように実際に教える立場になってみると想像以上に暗記の精度が低い生徒が多くいることが分かる。
しかし、これはどこまで覚えるかという「暗記の定義」をしない指導者の方にもまず責任がある。
お互いの意識改革から始めたい。


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