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宝探しと本屋さん #GWの過ごし方

 町の小さな本屋さんが好き。
店主のこだわりの品揃えがある本屋さんが好き。
それはまるで、宝探しのようなワクワクとドキドキに巡り合えるから。

本屋のない町は、町ではない。
町だと名乗ることはできるだろうが、魂まで欺くことはできないことを、
自身も知っているはずだ。

二―ル・ゲイマン(イギリスの小説家)

 この言葉、最近読んだ本屋大賞翻訳部門を獲った『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』に出てくる言葉。
偶然にも、以前読んだ本屋大賞翻訳部門を獲った『書店主フィクリーのものがたり』の書店主フィクリーが「本屋のない町なんて町じゃない」と言っている。
「本というやつは、しかるべきときがくるまで、読み手が見つからないことがある」とも言っている。つまり、本屋さんは宝探しの場所なのだ。

 
 ゴールデンウィークは何しようと、なんにも計画が浮かばなければ町の本屋さんを見つけて寂しそうにしている本を手に取るってのは、どう?

 私は、生活に少し疲れると本屋さんにいって宝探しをする。
最近は、本屋大賞に選ばれた作品を購入するっていう宝探しでもなんでもない状態で本を選んでいるけれど、裏を返せば書店員さんが推しているということは、すごいお宝だということだよね。

自分がこうやって生きているのはどうしようもないこと。
だから受け入れること。自分を責めないこと。
悲しまないこと。堂々とすること。
わたしはもう何年も、自分にそう言い聞かせながら
自己正当化してるところなの。

ファン・ボルム著『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』

幸せはそう遠くにあるわけじゃない。
幸せは、遠い過去とか、遠い未来にあるわけじゃなかったんです。
すぐ目の前のビールのように、今日のこのカリン茶のように。

ファン・ボルム著『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』


 ね、こんなたくさんの宝石のような言葉に出会えるんだもの。
本屋さんって、宝石箱のようでしょ。

 

サポートしてほしいニャ! 無職で色無し状態だニャ~ン😭