高学歴が偉い

よく分からないメイクによく分からない服装(おしゃれだと思っている)で出かけられる。アニメイトでよく分からない男キャラのグッズに数万円使える。勉強はしない。絵が上手いと思っている。配信者(笑)。ハートの強い妹を見下しつつも少し憧れてしまっている。
私はというと容姿に関しては一級品になれるポテンシャルが無いと中1で気付いてしまったので鏡の前で朝から自分の顔と何十分も向き合った時期が無い。かろうじて人とあっても耐えられる程度にメイクをして母が買ってきた服を着る。理想の中の自分が現実の物だと言い聞かせて自信のあるフリをする。
小学生の頃同じファッション雑誌を買ってジャスコの化粧品売り場で一緒に遊んだピンクラテの服が良く似合っていた友人のインスタを見て絶望に浸る。
彼女は服飾系の大学に進学するらしい。私は中途半端なプライドを持て余し、どこで踏み外したのか考えながら何の興味もない大学学部の赤本を開く。


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