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わたしがめちゃくちゃ苦手なこと

昨日、わが家にジャージが届きました。
仕事用にオンラインで買ったのです。
春になったしね。色彩豊かで、軽やかなジャージを買うんだい!

先週末に意気揚々とスマホをスクロールすること2時間あまり…よし!これとこれ!
決断したのは、上品な淡い紫色に黒い3本ラインが左太ももにインパクトを残すスポーティなもの。
それと、焦げ茶色のボディーとエメラルドグリーンの細いラインが眩しい、少し若者向けのもの。

…完璧だ!2本それぞれが個性的で、なおかつ仕事で着ても違和感のない落着きも兼ね揃えている…しかもこの値段!
自分のセンスに感動しながら、南米奥地の密林から届くのを心待ちにしていました。
頭のなかでイメージトレーニングもバッチリです。上はやっぱり白Tかな?焦げ茶に黒のポロシャツもいいんじゃない、ふふふ…
幸せな時間でした

夕飯を食べるのも後回しにして、いつもより大きな鼻歌をうたいながら開封の儀!

…?…??あれ?上品な淡い紫色のジャージは?
手に取ったものは、灰色がかった水色のジャージでした。
百人が見て百人が「水は無色〜♪でも〜ジャージは水色〜♪」とハモって歌うくらいの水色です。

購入先のサイトを見てみると…はい、青色って書いてありました…
もはや水色でもないです
うん!そうだね!確認しなかった私が悪いよね!うんうん。水色も嫌いじゃないし…あっ、ごめんなさい青色だね…青でもいいよね。
心の中で水色の涙を滲ませながら、気持ちを整えます。

そう!もう一本ある!!
若者らしい焦げ茶のジャージがあるじゃない!

それ!もう一本!もう一本!もう一本!

売れないホストが女の子にボトルをおねだりするかのようなコールが、頭の中弟始まります。

ほら!もう一本!もう一本!
大丈夫!!

気持ちが切り替わりました…
深呼吸をして、出してみます…
うん!想像通りの色合い。
かっこよい!よいよい!10歳は若く見える!!

さっそく着てみました。
すると…

あ……あた…あた…あたたかい?



かっこいい焦げ茶のジャージは裏起毛がバッチリでした…


商品説明にも…バッチリ書いてありました…

うん。まあ…ジャージは腐らないからね。大丈夫…大丈夫…そうね最近の温暖化現象が進む日本なら12月くらいにぴったりかもね、いっそ北海道に移住しちゃえば10月くらいからでも…心の中で泣いている私を、もう一人の私がフォローにならないフォローしていました。


結論、私はオンラインで服を買うのが苦手です!

こういった失敗は何度もしてきました。
一度も着ないで、タンスに眠る服は人気病院の患者さんくらいいます。
心で泣いた涙は琵琶湖を溢れさせるくらいです。

そしてさらに悲しいことに、私は返品するのがもっともっと苦手なのです。
わざわざ送っていただいて、一度袖を通した服を、説明して謝罪して、またこちらからわざわざ送り返すことが、申し訳なくて、面倒くさくて、恥ずかしくてできないのです。

面倒くさい人間なのです!

きっと、読んでくださったあなたは、こう思ってるはずです。
「面倒くさいなあ〜だったら、お店で買えばいいじゃん」


はい。
そうします。
私もそう思ってます。
なのに、いつも忘れてしまうんです。

こんなにも長々と書いたのは、この悲しさを忘れないためです。

もう、同じ間違いはしない!
そう誓います!!

…でも…でももし忘れちゃったら…その時は一緒に呆れてくださいね。

おしまい

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