まつひか

主な実績:野狐9段/全国高校選抜3位/東北六県大会大将戦優勝/しんぶん赤旗名人戦ベスト…

まつひか

主な実績:野狐9段/全国高校選抜3位/東北六県大会大将戦優勝/しんぶん赤旗名人戦ベスト8/岩手県大会優勝8回 noteでは自戦解説やAI研究をメインに投稿しています。 オンライン指導碁も行っているので、興味のある方は固定記事をご覧ください。

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いつも記事を閲覧して頂きありがとうございます。 この度、単発でのオンライン指導碁を始めることにしました。 月額でのオンライン指導碁プランは既にありますので、ご希望の方は下記リンクから御覧ください。 単発でのオンライン指導碁のプラン内容は以下の通りです。 場所によっては対面での指導も可能です。 オンライン指導碁(感想戦付き) 1回 5000円 棋譜添削 1回 1500円 オンライン指導碁(感想戦付き)+棋譜添削 1回 6000円 対面指導 1回 10000円+交

    • 第58回しんぶん赤旗全国囲碁大会本戦トーナメント1回戦 (黒)まつひか-(白)加畑陽一

      2023年11月11・12日に開催された、しんぶん赤旗全国囲碁大会における本戦トーナメント1回戦の対局を解説する。 本大会は四度目の出場となっており、過去三回は予選リーグで敗退していたが、今回ついに本戦トーナメントに進出することができた。 だが本戦1回戦の相手となったのは10年前の学生チャンピオンである加畑陽一さんで、最悪のクジを引いてしまったと感じた。 加畑さんは早稲田大学卒業後はしばらく大会に出ていなかったようだが、2023年のアマ名人戦で電撃復活を果たし、強豪を次

      • 第67回東北六県囲碁大会5回戦 (黒)山形大将-(白)まつひか

        東北六県大会も残すは最終戦となり、99%岩手の優勝が決まっていた。 唯一優勝を逃すパターンとしては秋田ストレート勝ちかつ岩手ストレート負けで、チーム内勝ち星合計が逆転される場合である。 ちなみに勝ち星が同数の場合は直接対決に勝った岩手が優勝となる。 つまり岩手は最終戦で1人でも勝てば優勝が決まるのだが、実はこの時私は大将戦優勝が確定したことで舞い上がっていた。 それは副将や先鋒、監督に応援団、さらに言えば盛岡の囲碁センターで結果を待っている方たちも同様であった。 本

        • 第67回東北六県囲碁大会4回戦 (黒)秋田大将-(白)まつひか

          お互い3連勝で迎えた秋田戦は事実上の決勝戦となり、勝った方が優勝に大きく近づく重要な一戦となった。 本局の大将戦もお互い3連勝同士と言うのは同じだったが、こちらは勝った方がその瞬間に大将戦優勝が決まることになっていた。 他4人の大将はすでに2敗以上しているため、本局に勝てば仮に5回戦で敗れても直接対決での勝敗が効いてくるのである。 私が囲碁を始めて20年以上が経ったが、間違いなく今までの人生で最重要の1局であった。 対局前には勝てば優勝ということを強く意識していたが、

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          野狐9段までの道のり

          東北六県大会優勝を目指した道中にて野狐9段を達成することができたので、1つの区切りとしてこれまでの囲碁人生を振り返ってみようと思う。 囲碁を始めたきっかけ小学1年生のGW中、私は祖父の家に預けられていた。 当時はゲームやマンガなどを持っておらず暇だったので、毎日涼しい部屋で過ごしていたのだが、部屋の隅に見たことの無いものが置かれていることに気づいた。 最初は「なんだこれ?」くらいにしか思っていなかったが、いつもそこに置いてあるのでさすがの私も気になってきたところに、ちょ

          野狐9段までの道のり

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          第67回東北六県囲碁大会3回戦 (黒)福島大将-(白)まつひか

          大会2日目の初戦は福島との対戦となった。 実は岩手県チームにとって福島には苦い思い出があり、大事な場面でありえない負け方をして優勝を逃すということが何度かあったそうだ。 だが逆に言えば、ここを乗り越えさえすれば無傷の3連勝で優勝に大きく近づくことになる。 私の相手は福島の大ベテランで、今回22年振りに福島県大会を優勝して大将に就いた方である。 ここから対局の解説の移る。

          第67回東北六県囲碁大会3回戦 (黒)福島大将-(白)まつひか

          第67回東北六県囲碁大会2回戦 (黒)まつひか-(白)青森大将

          1回戦を無事に勝利した岩手県チームは、2回戦で青森県との対戦となった。 星勘定をすると先鋒はまず勝てる相手だったが、副将には南米チャンピオンに輝いた方が加入していたので勝つのは厳しいと思っていた。 つまりはチームの勝利の鍵は私が握っている寸法となっていたのだが、相手はここ数年間青森の県タイトルを独占している方で、体感的には勝率は五分五分と思っていた。 ちなみに1日目は2回戦行うのだが、初日で2連勝できるのとできないのとでは勝ち星以上にメンタル面で天と地ほどの差がある。

          第67回東北六県囲碁大会2回戦 (黒)まつひか-(白)青森大将

          第67回東北六県囲碁大会1回戦 (黒)まつひか-(白)宮城大将

          今回から5回に渡り、2023年6月24・25日に行われた第67回東北六県囲碁大会における大将戦での対局を解説していく。 4月の岩手王座決定戦で優勝したことにより大将に就くことができたが、実は5月~6月中旬にかけて過去最悪の不調に陥っていた。 一時は自分が大将を務めて本当に良いのかと思い詰めていたが、囲碁に向き合う姿勢を見つめ直したことで東北六県大会当日は何かイケそうな感覚になっていた。 各県の監督によるくじ引きにより1回戦から5回戦での対戦順が決まり、初戦は宮城県との対

          第67回東北六県囲碁大会1回戦 (黒)まつひか-(白)宮城大将

          第58期岩手王座決定戦決勝 (黒)まつひか-(白)江村秀弘

          2023年4月2日(日)に行われた岩手王座決定戦決勝の自戦解説をしていく。 本大会での優勝者は東北六県大会の選手に内定する(殆どの場合、大将に就くことになる)ため、他の4大会に比べて地区予選出場者も多くなっており、岩手で囲碁を打つ者にとって一番気合いが入る棋戦となっている。 私もその中のひとりで、大将戦優勝を達成する為の第一関門とも言うべき王座戦では特に気合いが入っていた。 トーナメントではここまで4局打っており、すべて黒番中押し勝ちと絶好調であった。 決勝戦でも黒番

          第58期岩手王座決定戦決勝 (黒)まつひか-(白)江村秀弘

          野狐9段までの道のり

          東北六県大会優勝を目指した道中にて野狐9段を達成することができたので、1つの区切りとしてこれまでの囲碁人生を振り返ってみようと思う。 囲碁を始めたきっかけ小学1年生のGW中、私は祖父の家に預けられていた。 当時はゲームやマンガなどを持っておらず暇だったので、毎日涼しい部屋で過ごしていたのだが、部屋の隅に見たことの無いものが置かれていることに気づいた。 最初は「なんだこれ?」くらいにしか思っていなかったが、いつもそこに置いてあるのでさすがの私も気になってきたところに、ちょ

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