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正月の過ごし方

正月は、「稽古三昧」であったことを前回書きました。
その「年越し稽古」に参加しなくなってからは家のイベントに参加するようになりました。
初詣を先祖の墓参りと神社参り数か所を一日かけてします。
数度ではありますが「年越し大祓の御焚上げ」にも義父の代理で参加させていただきました。
年賀状については自営業の影響か枚数が多いので印刷で済ませていたようですが、私は剣道関係の交流が主となりますのでそうもいかずで筆ペンながら手書きでシュシュシュと頑張ります。
その年賀状書きについて恩師である書家の揚石徳司先生から伺った話です。
先生曰く「元旦に年賀状が来ると近況を確認しながら一通り目を通して、返信に一筆・・・そうもしていると一日が終わるなぁ・・・。」
なんてことを仰っていたんで・・・世話になった先生先輩方には元旦に着くように作成して投函していましたが、職場関係や教え子さんたちのものは真似してそのようにすることにしました。
すると、各人の近況に合わせて自分のコメントを書いたりして、結構いい時間の過ごし方になるものです。それに時間に追われて走り書きのようになることもなくてよろしいのではないですか・・・。
もっとも、本来の年頭のあいさつとは別物になってしまうかもしれませんが・・・。
揚石先生は、職場をご一緒させていただいた時に内線をかけて来られて
「揚石・・・、暇?」(発せられる言葉はこのまんまです。)
「美味しいお茶が入ったよ・・・。」(「いいお茶」だったかも?)
「はい!」
「ガチャ、」
とか「じゃぁ、何時玄関前。」
といっては近所の寿司屋さんか駅前の焼き鳥屋さんに誘っていただいてはお話を伺ったものです。
先生は、たいてい最初に
「どう?」
と聞かれるのですが・・・みなさん、どう答えますか?
答えに窮しているとカウンター越に
「先生、作品が書きあがったのですか?」
と話を引き継いでくれるのです。
「うん、そう・・・。」
と頷いてみせてから私の方を向いて
「バカ!」
と云い、「アハハハ」と笑うんですね・・・。
そして、少し四方山話の後にコクリコクリと居眠りしますね、
しばらくして目を覚ますと
「失敬・・・。」
「お、時間だ・・・、私は今から浅草に行くので失礼する。」
「こちらに、お酒もう二本出してやって・・・。」
といって「立花」さんを出るのです。
あれ?
元旦の過ごし方だか、年賀状の話だったのに「揚さん」の話になってしまいました。
うまく皆さんに通じるといいんですがね・・・先生の魅力が・・・。
通じなくてもいいんです・・・私の先生像ですから、

では、また・・・!
ありがとうございました。


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