昔話

前回の離婚の原因は、そもそもお互いを理解せずノリと勢いで結婚してしまったことにあった。
私は好きでもない男に対してはサバサバしているが、共に時間を過ごすうちに大好きになってネチョネチョになってくる。大抵の男はサバサバしている私が好きで、ネチョネチョの部分(イコール好きな人にしか見せない姿)は嫌いなのだ。

で、離婚の折に元夫とその父親が菓子折り持って挨拶に来た。(このイベント、いるけ?)
離婚の原因については「誰も悪くない」「お互いによく知りもせずに結婚してしまったから……」と申し訳なさそうに語る元夫に対し間髪入れずに「つまりよく知っていれば娘は選ばなかったということですか?」と突っ込む母親。口篭る元夫。怖すぎ、と思うことしか出来ない私。

でも今思うとファインプレーだ。綺麗事を並べたつもりが墓穴掘って口ごもってる姿は今思い出しても全ての溜飲が下がるような思いだ。もちろん私もよく知ってさえいれば元夫のような人間とは結婚しなかったと思うので、元夫の言い分は理解できるのであった。


しかし好きでもない男とノリで結婚するなよー


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