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ロックンロールに感謝を ヘヴィーメタルに愛を

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2023年7月の記事一覧

MAGNUM-On a Storyteller's Night

日差しのちょうどいい日に散歩しながらスポティファイ聴いてた時に偶然かかった一曲。立ち止まってすぐお気に入り登録したね。 まずボブ・カトレイのびやかで広がりのあるボーカルが気持ちいい。曲の進行はゆっくりと静か。英語だから所々しか歌詞の意味は聞き取れないけど、どうもファンタジックな内容らしい。と、思っているところに突然の盛り上がり。これが最高!なんていうか、酒場で誰かが自分の冒険譚を語っていて、それに引き込まれていた酔っ払いたちが見せ場でたまらず騒ぎ出す様子が浮かぶんですな。いや

X JAPAN-紅

中1の夏、GLAYやL'Arc〜en〜Cielがテレビに出始めの頃、音楽にハマる。当時は色々な音楽番組をやっていて、できる限りチェックしていた。 中2の夏、あきる。ハマれる音楽ってあんまないのね。T.M.RevolutionとかWANDSはいいけど、他がいまいちピンとこない。音楽番組も惰性でチェック。もう聴くのやめようかしら、なんて思いながら過ごしていたらテレビに映ったX JAPAN。紅。 最初のギターの一音でテレビに飛びついたね(イントロはカットされていた)。こんなカッコイ

人間椅子-浪漫派宣言

デビュー33年間のキャリアの中で、今が一番脂が乗っているバンドの一曲。 のっしのっしと始まるイントロに次いで歌われるのは過去の偉人を掘り起こしての浪漫。いやはや人間椅子らしいじゃないの。行進するようなドラムと相まって自然と顔が前を向く。 印象的なのがサビの「ロマンチックに行こうぜぃ」のフレーズ。気取っているようでもあり余裕があるようでもあり、なんとも色気を感じるんですね。 人間椅子は9月6日に新譜、色即是空を発表予定。今から楽しみです。

THE DARKNESS-BLACK SHUCK

ファルセットボイスが人を選ぶバンドの1stアルバムの1曲目。 1曲目らしくどっしり太いギターのイントロでスタートし、そこからはもうロックンロール。最後まで痛快に飛ばしてくれる。骨太の演奏にジャスティン・ホーキンスのそれはそれは高いボーカルがスノーボードのように乗り、耳から脳内を揺さぶる。ブラックッシャック!と繰り返すサビも気持ちよくパワーがあって非常にいい。 ブラックッシャックとはペテン師のことで、歌詞はそのペテン師に対しての怒りがつづられている。やたらに明るい曲調に、やたら