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ロックンロールに感謝を ヘヴィーメタルに愛を

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2023年6月の記事一覧

HELLOWEEN-I WANT OUT

守護神伝でどれが好きって聞かれたらコレ。やっぱりコレ。 何がいいって歌詞がいい。オレに色々吹き込むな、オレに決めさせろって内容の歌詞がいい。この歌詞が楽しいハードロックに乗って飛んでくる。たまらんですな。 この曲はギターのカイ・ハンセンがバンドの状況に耐えられなくたっていたことに着想の根幹がある。故にI WANT OUT。一人の思いが普遍的な内容の曲をつくったわけだ。 歌詞なんてどうでもよくて、ノれるかどうかが問題って人にもオススメできますので、ぜひ一聴ください。

al.ni.co-晴れた終わり

WANDSの上杉昇と柴崎浩によるユニットの曲。一聴してスケールの大きさを感じる。 この曲を聞いて感じたことは退廃的な雰囲気と後味の良さ。すっきりしてるんですね。上杉自身ふさぎ込んでいた時期で何とかしようと思って作ったと語っているので、そういった形になっているんでしょうな。 横になって聞けば全身からいらないものが抜けていく感じの曲なので、デトックスに興味のある方はぜひどうぞ。

筋肉少女帯-タチムカウ-狂い咲く人間の証明-

この曲を知ったのはニコニコ動画で真女神転生Ⅲのマッドを見ていた時。楽しく見ていたところ急に流れ出し一気に引き込まれた。 耐え難い怒りを抱えた少年が、その対象に向かって立ち向かっていく曲。しかし少年、気が弱い。だから震えながら、泣きながら行く。命がけで行く。 いやあ泣いた泣いた。自分も気弱でよくいじられたもんだから共感してしまって。エネルギーのある曲です。 このあと速攻でTUTAYAに行ってベスト盤SANFRANCISCOをゲット。サンフランシスコ10イヤーズアフターでまた泣か

聖飢魔Ⅱ-THUNDER STORM

悲しい?悔しい?辛い?ならば君、THUNDER STORMを聞きなさい。本作は、そんな気持ちをすくい上げぶっ飛ばしてくれるパワーある楽曲だ。稲妻の轟とともにギターが唸りドコドコと展開する音の嵐に気持ちは一気に持っていかれる。後はただ聞いていれば歌詞が心のわだかまりを砕いて自然と拳を握っているだろう。アウトロではビカビカ輝くドラムの音にブリブリ鳴るベースが稲光となって眼前ではじける。気が付きゃ腕を振り上げている。 暗い?しんどい?腹減った?ならば君、THUNDER STORMを

Joan Jgtt & the Blackhearts-I Love Rock'N Roll

このバンドの代表曲。アローズのカバー。スロウなナンバーながら繰り返される「I Love Rock'N Roll」のフレーズにテンションがグイグイあがる。音数少なく、はっきり聞こえるボーカルにロックンロールが好きなんだという気持ちが伝わる、いつでもどこでもキマる、ノれる良曲。

SLAUGHTER-Fly To The Angels

恋人との死別を惜しむ曲。アコースティックギターで、ゆっくりかみしめるように歌われるが、ロックバンドらしい太いドラムも聞ける。 この曲の特徴は日本とアメリカの文化の違いによる歌詞の表れだろう。日本では天使といえば可愛いものや美しいものの例えとして使われることが一般的だ。そのためこの曲のように恋人が天使たちのところへ行ってしまって悲しい、といった歌詞はあまり書かれないのではないか。そういう根ざした宗教の差を感じてみるのも面白いんじゃないかな。

DEATHSTARS-BLITZKRIEG

BOOM!のシャウトがカッコイイ曲。心の中の悪魔が人の内面をメチャクチャにしていく様子をブリッツクリーグ(電撃戦)に例えて歌う。非常にメリハリのある曲でとっつきやすい。ボーカルのウィップラッシャーの声が低く太く、そこに魅力を感じる人が多いんじゃなかろうか。自分もそう。この曲ではその声をたっぷり堪能できるぞ。今からあなたの耳で電撃戦開始だ。

アンタッチャブルGirls

T.M.Revolutionが歌う調子に乗ったギャルの曲。聞けば聞くほど味が出て「オレ女に生まれ変わったらこうなるんだ」と思えるくらいハマった。 西川貴教の砕けた歌い方が曲に出てくるギャルの人物像をよく表していて「この女ホントムカつくな」と思うこと請け合い。でももしいたらおもしれーだろーな。

LOVE LETTER FROM A DEAD END

聖飢魔Ⅱまさかの23年ぶりの新教典の一曲目。シンフォニックなスタートから最高のヘヴィーメタルが聞ける。歌詞も「退路などない」など、前進することをやめない聖飢魔Ⅱらしいフレーズが続く。「悪魔の笑みは、いつまでも、どこまでも」とやさしさが垣間見えるのもすばらしい。しかし曲名が行き止まりからの恋文なんてまたオシャレじゃないの。 この曲に限らず、新教典「BLOODERT」はオシャレな歌詞がひょっこり顔を出してきてドキッとする。そういうのが好きな人は一度聞いてみてはどうか。