SORA と のり ［2］

SORA𓅫⸒⸒ はしばらく のり の家が怖かった。
ホームセンターは何時でも音がしていたけど
のり の家は静かで人が居ない。

のり の事何も知らない。
だから怖かった。

ケージ中は安全。外の様子はバードバスから覗く。

のり は餌と水を毎日取替えたり
掃除をしたり。声をかけたり。

のり がお仕事に行く日中は1人。
何ヶ月かして
静かな家が少しずつ好きになった頃
たまにケージの中に のり が手を入れてきた。

のり の指を覚える為にかじってみた。

また日は流れ のり の指が平気になった頃
のり が餌いっぱいの手のひらをケージに入れた。

初めて人の手に乗ってご飯を食べた。

のり は怖くないのかもしれないと思ったのは
のり の家に来て4ヶ月の頃だった。