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vol.4 激動のコロナ期を振り返る


2020年幕開け~2月下旬 忍び寄るコロナの足音

オリンピックイヤーでもある2020年の幕開け。
自らが本厄だったので「健康には気を付けなければ」と思っていましたが、会社としては実はすごく手応えを感じていた年初でした。
BRIGHTを知ってくださる方も増えてきたので、新しい商品や顧問サービスをもっと広めていくぞ、と。
そんな意気込みでスタートをきりました。

しばらくすると、中国、武漢で新しいウイルスが流行しているニュースを耳にするようになり、2月に入るとダイヤモンドプリンセス号で感染者が続出しているというニュースを、毎日目にするようになりました。

この頃は「インバウンドの事業者さんはキツイだろうな」という程度しか考えていませんでしたが、ある尊敬するホテル支配人が、“政府の判断が遅い”と強く批判されていて、現場ならではの危機感を目の当たりにした時に、考えがガラッと変わり、これはもしかしたら業界が大変なことになるかも、と感じました。
ただその頃はまだ、BRIGHTに寄せられる問合せも、本当にチラホラで、“新郎新婦の中でコロナを不安視してる人がいるんですけど、どうすればいいですか?”という程度でした。

2月下旬~4月 コロナの影響と激動の渦

2月25日に、厚生労働省から新型コロナウイルスの基本方針が、続いて、イベントの自粛要請、全国の小中高等学校の一斉休校の要請が出され、いよいよ、これは只事ではないぞ、という空気が、世の中にも、業界にも流れ始めました。
この頃はマスメディアで、結婚式も含め、人が集まること自体ネガティブである、ということがオーバーに報道されていて、ただ現実は禁止されてる訳ではなく、そういうギャップに苦しんでる声が沢山聞こえてきました。

BRIGHTとしても、これは非常事態であり、年初の思惑はここで一度置いておいて、今、出来ることをひたすらしようと思い始めました。そこでまずは「正確な情報を発信するということに集中しよう」と思い、YouTubeによる情報発信を積極的に始めました。

「BRIGHT」You Tube公式サイト

ただ一方で内心、経営者としてのものすごい不安が押し寄せてきていて、
「業界はどうなっちゃうんだろう」
「BRIGHTはどうなっちゃうんだろう」
と3月以降はものすごく焦りがありました。
この頃から「BRIGHTさんは大いそがしで羨ましいです」なんていうお声をいただく機会が増えましたが、不安でいっぱいな日々を、ひたすら全力で走っていたのが正直なところです。

4月7日 緊急事態宣言発出


4月7日、7都府県を対象に緊急事態宣言が発出されて、それをきっかけに営業を取り止める式場さんも出てくる事態になってきました。

BRIGHTへ寄せられる問合せは日に日に切迫感を増し、YouTubeの登録者数も一気に増え、メルマガの配信希望もうなぎ上り、という状態が続きました。
「私たちの力を必要としてくれている方がいる」「情報発信に耳を傾けてくださっている方がいる」と感じ、とても励みになりました。

その一方で、コロナを巡る私たちからの発信には、一部から強烈な逆風も吹きました。「法的には〇〇だ」という、事業者様に寄り添ったBRIGHTの発信は、立場や捉え方によっては、不快に思う方もいるのだな、という気づきにもなり、スタンスは変えられないものの、改めて情報発信の仕方についても考えさせられました。

そしてこの時期、社内でも大きな変化がありました。
それは「全社員、完全リモート業務」に切り替えたことです。
それまで、
「人と人とのつながりがオンラインでできるのか!?」
「オンラインではソウル(魂)が感じられないのでは!?」
みたいな偏見をもっていましたが、スタッフが、今はどんな商品・サービスを出したら役に立てるか、喜んでもらえるのか、ということを必死で考え、一致団結しながらついてきてくれたことには本当に感謝しています。

そんな中、BRIGHTは「非常時の特則」や「最強の婚礼規約」を企画し、案内を開始しました。

「非常時の特則」「最強の婚礼規約」


今まで日本で唯一のブライダル専門と謳ってお手伝いしてきたし、必死でやってきたけれども、その規約がコロナ禍で十分機能しなかった事実はあって、個人的にはすごく無力感や申し訳なさを感じていました。

さらに、ろくにブライダルを知らない法律の専門家が好き放題言って現場を苦しめている話を耳にして、結婚式に至るまで、どれだけ現場の人たちが頑張ってるのかが、全く評価されていないのが悔しくて、世の中の人たちにも、“なるほどね”と言ってもらえる規約を作らないといけないと強く思いました。

第2波到来、そして今。


5月末に緊急事態宣言が全国で解除されて、6月からこの夏にかけては第二波と呼ばれる感染拡大の時期に入りました。

国が緊急事態宣言を出したり、知事が要請を出したりするっていうのはある意味では分かりやすかったんですが、そういうのがない場合は、正しいことが何なのか、人によっての価値観になってしまう難しさが出てきました。

そういった難しさを解消してもらうために6月には、初のオンラインセミナーに踏み切りました。
本音を言えば今でも、オフラインのセミナーが好きです。
ただ、やはり足を運べるエリアは限られていたことも事実で、それに比べてオンラインは魔法のように距離感という概念を消したという意味で、今まで届かなかった人たちに声が届きますし、その価値を今はひしひしと感じています。
だから今後はオンライン、オフライン両方取り入れたハイブリッド型のサービスにしていきたいな、と思ってます。

これまでに行ってきたセミナーはこちらからご覧いただけます▲


結びに私見を。
コロナ前とコロナ後では結婚式をとりまく環境は大きく変わっています。
新郎新婦は今までにない不安を抱えつつご検討されるので、ますます「透明性のある契約内容」と「分かりやすい説明」が問われると確認しています。
この苦い経験を必ず活かして、皆さんとともに前進していきたいです。

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