河村勇輝アメリカへの挑戦

 先日バスケットボールW杯が閉幕し、日本代表は自力でのオリンピック出場を勝ち取ったばかりではあります。その中でオリンピック出場に大きな活躍をした河村選手ではありますが、彼がアメリカのNBAの挑戦や通用すると感じた人も多くいると思います。彼が本当にアメリカの地で活躍できるのか考えていきたいと思います。
 

 河村選手がW杯でセンセーショナルな活躍をしたことは事実ではありますが、彼が証明したことは攻撃性能が評価されたにすぎません。これは170センチの選手が3Pや素早いドライブで抜いていくことが特別に見えたにすぎません。日本代表の試合を思い出して欲しいのですが、特に強化試合のスロベニア戦を思いだして欲しいのですが、河村選手のマークする選手が積極的にポストプレーをすることが多く見られたと思います。これは明らかに日本の弱点を攻めてきていました。これらを改善するために日本は素早いマークのローテーションを行って河村選手がゴール下に行かないようにしていました。また、ゾーンの多様でカバーしていました。これは短期で大会が終了することが前提かつ河村選手自体の攻撃性能を殺さないためにチームで守った結果と言えます。これをNBAの長いシーズンをチームに求めるには河村選手自身の価値がそれほどでなければなりません。これは一つの基準として河村選手がアシスト得点込みで1試合あたり40点から50点くらい取らなければチームに価値を証明することはできないと思います。話題作りで招待選手としてサマーキャンプや2ウェイ契約といった短期の契約ならあるかもしれませんが、1シーズンの契約は考える方が難しいと思います。また、選手の平均化がトレンドとなりつつあるNBAで極端に身長が低い選手が活躍できるかは見てみたいです。

 つまり河村選手がアメリカましてや海外のリーグで活躍するには圧倒的な攻撃性能と犠牲になってくれるチームがなければ難しいと考えます。

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