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エッセイ~高所恐怖症について~

皆さんは恐怖症というものがありますか?
私は高所恐怖症です。
子供の頃は大丈夫だったように思いますが、
今は歩道橋の上を渡るだけでそわそわしてしまいます。

よくあるのがホテル。
決まってレストランが最上階だったりして
景色が一望できることを売りにしていたりします。
決死の覚悟で行くと、
ウェイトレスの方が笑顔で窓際を勧めてくるので、
こちらも笑顔でお断りします。
たまに「慣れるかな」と思い、
窓の方に視線を一瞬向けては
「やっぱり駄目だ」とテーブルに集中する。
向かいで嫁ちゃんは面白そうにしてます。

高所と言っても山は大丈夫、
けれど崖っぽい所はNG。
飛行機はぎりぎり乗れる、
ジェットコースターは規模による。

書いてて自分の中でどう線引きしているのか
分からなくなってきましたね。
ただ程度はあれど避けられるなら避けたいというのは
一律にあります。

あとこれは希少だと思うのですが、
「広い丘のような所で寝転んで空を見上げる」
も怖い時がありあす。
要は自分のいる位置が高い所で、
空に向かって落ちていくのではないかという
幻想に襲われるのです。
あるいは地球の重力というものがなくなったら
宇宙に向かって放り出されるだろうなぁなんて
子供のような想像がよぎったりします。

あとは風呂場(まだあるんかいw)。
頻度は少ないのですが、
三半規管がグラグラするような感覚。
こいつが来ると「風呂場という空間、箱」全体が
実は高い所にいて、箱ごと落ちていくような
感覚になることがあります。

うーん、自分で書いていて「こいつやべぇやつなんじゃないか」
と思い始めてきたのでこの辺でやめておきましょう。
下手に心配されるのは本意ではありませんからね。

それに実際に起こらないだろう心配よりも
人生には先回りして心配しておかなければいけないことが
山ほどあるのですから。



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