【知識】葬儀形式の選択肢
葬儀には様々な選択をしなければならないことがあります。
誰をどこまで呼ぶのか
どこでやるのか
いつやるのか
この仕事をしていると我々は当たり前に思っているんですが、
葬儀を依頼する方は意外と選択肢があることを知らないです。
どんなことであれやるかやらないかは別として、選択肢があることは知っておいて損はないはずです。
たとえのりたまのふりかけが好きでも
レモンふりかけがあることを知っていれば
飽きたときに選べますよね。
なおこの先の言葉は関東式の理解だとして進めます。ご了承ください。
二日葬・通夜あり
この言い方は業界が長くなると伝わる言い回しです。
要は一般的なお葬式です。
お通夜があって、
次の日に告別式をして、
その後に火葬をする。
これは平たく言うと関東式になりますね。
関西や他の地方だと先に火葬する地域もあると聞いています。
これは地域性によるものなので一概には言えません。
関東以外の皆さんのベーシックをリアルな意見として聞きたいくらいです。
関東の人だとこのやり方はお葬式と聞くと一番最初にイメージすると思います。
仏教式であれ、
神道式であれ、
キリスト教式であれ。
どの宗派でも2日間かけて葬儀をすることはいわゆる普通なことと受け取られると思います。
一日葬・告別式のみ
いよいよ選択肢が出てきました。
最近言葉としても耳にする機会があるかもしれません。
一日葬とは、前述の二日葬の反対で葬儀を一日で完結させる(火葬まで終える)ことをいいます。
これは主催する遺族、会葬者にとって、時間的コストが軽く済むというメリットがあります。
ただしデメリットとして、二日間やれば片方行けるのに、という方がいた時にその選択肢を狭めてしまう可能性はあります。
例えばまだ仕事をしていたり、家族や親族以外も来てもらうことになる葬儀の時は、仕事や予定が終わってから参列することも考えてお通夜を行う方が行きやすくなります。
基本的にはこの名称で行う葬儀は一日で火葬とセレモニーを行うことを前提としています。つまり時間帯は昼間に行います。
夜は火葬場は運営してませんからね。
お通夜のように夜やってそのまま火葬、ということはできません。
もし夜に集まる一日葬をやりたいのであれば、お通夜の時間帯に告別式を行い、翌日火葬だけを行うというやり方になります。
ただ様々な条件があるため、そのやり方が可能なケースは少ないですが。。。
直葬・火葬式
これは火葬だけを行うプランの総称です。
いわゆる火葬の前の儀式を一切行わず火葬だけを目的としているので、葬儀社としても比較的低い金額設定を行っています。
この場合は前提として祭壇がありません。
お寺様によってはこのやり方を受け入れない方もいらっしゃいます。
やりたいと思ってもできない場合があるので気を付けて下さい。
この記事では葬儀の知識を記載してます。
質問があればコメント、XのDMなどください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?