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ダンナの熱意でど田舎へ移住し、2拠点生活をはじめた

ど田舎への移住理由


2022年7月、学生の頃から10年住んだ東京を離れ、九州・佐賀県の田舎町へ移住した。
出張という形で、1カ月に1移動し、ホテルか、関東の親戚宅に1週間ほど滞在する二拠点生活をしている。

移住理由は、ダンナの熱意。
「大切な家族が元気なうちに、笑顔でみんなと暮らしたい。」
「きみの負担が大きくなるのは理解しているから、無理強いはしない。
わんこと、娘と、三人で都内で生活しててもいい。」

そんなこと言われても寂しいじゃんかって思い、移住を決断した。
今はこんな大自然に住んでいる。

引越し(夏)直後に撮影

よく聞く二拠点生活、「東京まで2時間です~」「ワ―ケーションに最適!」とは大違い。
保育園・小学校までは車で15分、歩道も公園もない。
光回線は通っていないし、民家は点々としていて、ひとけがなくて怖い。
夜はイノシシの獣臭がする。

家の裏の畑(94歳のばーちゃんが育てている夏野菜たち)

このnoteでは、ど田舎のリアルな生活を綴っていこうと思う。
どうか行政の街づくり担当者に届きますように。

移住計画は数年前から

ダンナから移住を提案されたのは、コロナになる数年も前の話で
当時は
・四季に合わせて、色んな所に住んでみたいよね~多拠点みたいなやつ!
・(お互い地方出身ということもあり)お互いの実家を別荘みたいにしながら生活してみたいよね~

なんて、超ふわんとしていた。
お互いとても家族仲がよくて、長期休暇に1週間くらい実家に滞在するのも平気。特にわたしの家族や親戚は、おばあちゃんの誕生日に親戚御一行様で温泉旅行に行っちゃうほど仲良し。たぶん超珍しい。


本気で移住しようぜ!ってダンナの熱量が増してきたのは、
コロナでダンナの働き方がフルリモートになり、
妊娠がわかった、2021年の春。

わたしの会社はハードウェアのスタートアップで、チームで動いてはいるけど、みんなタスク山積み。
(今思えば、妊娠した…なんか…ごめん!っていう気持ちも少しありつつ、チームに報告をした感じだった。)
会社で育休取得の第一号になるし、そもそも前例のないフルリモート勤務が認めてもらえるのかもわからない。

移住前の複雑な気持ち


日に日に大きくなるお腹を抱えながら、
あぁ本当に移住するのか…移住したらダンナ家族と同居だし、未だに光回線もないど田舎だし…
でも、誰もやってないような新しい働き方もできるのかな…!
なんて、移住したくない気持ちと少しの期待が入り混じった期間をしばらく過ごした。

とはいえ、期待よりは移住したくない気持ちが大きくて。
お腹に娘が居なかったら移住しないって言いきれたかな、
会社への交渉失敗したら、移住しなくてもいいのかな、、、なんて頭をよぎったことも何度もあった。


新生児期の娘

娘を出産し、わんこに加えて愛すべき対象が増えた。
一番大切なのは家族だなあ って思えたし、
何より娘の日々の成長をダンナと見ていたかったから、移住しちゃえ!と、半ば勢いで今にいたる。

娘に興味津々なわんこ。わんこが赤ちゃん返り&嫉妬で大変だったころ

どうして書こうと思ったのか

今でも自分に、
「これは移住ではない。ダンナ実家への帰省旅行だ!」と言い聞かせている
移住したことをどこかで認めたくなく、金銭的に超余裕があるなら、すぐにでも都市部での生活に戻りたい。

安全に道を歩けて(歩道があって)、道を歩けば人にすれ違うような、そういう生活。


ただ、友だちに今の生活を伝えると、
「へ~面白い生活してるね!」「なかなか体験できないことを日々してるって思えばいいじゃん!」って笑い飛ばしながらも、応援してくれた。

半年経って、やっとまとめ始める決心がついた。
複雑なのには変わりないけど。

おしまい。

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