見出し画像

連続テレビ短編ドラマ「峯山みどり」=節約の最前線=

第二話「恋に一番近い時刻(とき)」

峯山みどり、26歳、独身。職場の隣に座るのは、佐々木謙太、32歳、独身。みどりさんは、佐々木さんと呼んでいるが、内心では「虫以下野郎」と命名している。
みどりさんは新卒、謙太は中途採用、だけど同期。新人の時から席は変わっても、謙太はずーっと隣に居座っている。

謙太「み~どりちゃん!元気おっぱい!おっはよーサンバ!」
みどり「おはようございます(ー_ー)!!」(くそっ、超絶下品な上に、1Å(オングストローム)も面白くない。●ねばいいのに。)
謙太「みどりちゃん、廃紙集めてきたよー」
みどり「あ、佐々木さん、ありがとう。」(虫以下にしては多少は役に立つんだな。●なんでもいいぞ。)

みどりさんは、オフィスの廃紙を、皿洗いに使います。皿やフライパンを水で洗う前に、おおよその食べ残しや食材くず、油汚れなどをこの廃紙で落としてしまいます。
そうすれば、水はほとんど使わなくて済みます。さらに水気を切るのは「時間」に任せ、布巾は最後にちょっとだけ。
徹底的に資源を使いません。そもそも、食べきる量しかつくりませんので、皿もフライパンもほとんど汚れてないのですけどね。
そのあたりは、節約マニアのみどりさん、「行為」自体を楽しんでいますので、まったく何もしないということもないのです。

謙太「コピートナーで汚れた紙は抜いといたから」
みどり「それはとっても助かります。」(虫以下から虫に昇格してやってもよし。)
謙太「というわけで、おごるからさ~、今夜一杯お酌してよ。」
みどり「お断りします(`・ω・´)」(さりげなく断るなんてつもりなどないからな!虫以下野郎!)
謙太「な~んて、さそうわけないじゃん!」
みどり「(#^ω^)」(ほふられろ!)

みどりさんの心の中は、殺伐としているのですね。
知らぬが仏。
謙太には、脈は皆無と教えたい。二人の間に深淵の溝。