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道草 :二つの行き止まり―阿久比川の旧河口部から半田運河の水門まで

臨海地区の一部

中小河川「阿久比川」は、知多半島の高原から流れてきて、半田市で海に注ぎます。
阿久比川の旧河口部から先は、埋めたてられ、臨海地区になっています。

本日の道草は、この阿久比川の旧河口部から出発し、公園の中を少し歩き、臨海鉄道で行き止まりとなるものの、横断歩道橋で臨海鉄道を跨ぎ、それから海に出て、半田運河の方へ歩き、また行き止まりとなるものの、半田運河の水門が終点です。


阿久比川の最下流部です。

上流を向いて撮影。中小河川とはいえ、最下流部は相当な水量

下流を向くと、、

先の方で堤防の壁が右へ湾曲していて、旧河口部の形が残っている。
旧河口部より先は埋め立てによって造成された臨海地区で、そこには港湾施設が整備されている。

離れたところから見た旧河口部です。

旧河口部の湾曲(右岸側)

臨海地区へ向かいます。

旧河口部の堤防に沿って右へ

湾曲の手前にあった工事の銘板です。

1959年の伊勢湾台風の翌年に行われた対策工事

直進して左折します。

方角だけを頼りに

直進します。

前方の交差点を右折して臨港道路に

臨港道路には、片側に歩道が付いていました。

交通量多い。

臨港道路に沿って、右手に公園が、、

いくつかある入口の一つ

臨港道路の路面がだんだん高くなっていくのが気になりますが、、

一定の勾配で高くなっていく臨港道路

ともかく公園の方へ

臨海地区の緑化

先ほどの臨港道路にほぼ沿って、公園の中を進みます。

左手の方に、臨海道路(写真の左外)
先の方に、あずま屋

臨港道路の方を見ると、先ほどよりずっと高くなっています。

左手の方の雑木林の向こうに、高架になった臨港道路

一つ目の行き止まり

あずま屋まで来てみたのですが、その先に道がありません。雑木林を分け入っていくこともできません。

正面の雑木林の奥から「ぴー」と鋭い音が! 臨海鉄道の警笛

左手の方の雑木林を見ると、、

助け舟?

近づくと

歩道橋

登ります。

雑木林と臨港道路の間

歩道橋の上から見えたのは、 これこそ臨海鉄道でした。

調べたら「衣浦臨海鉄道」と

臨海道路の高架は、臨海鉄道を跨ぐ(またぐ)跨線橋に接続していました。

跨線橋の下部工

海の方へ

船荷の保管施設と保管施設の間に海が見える。

埋め立てで造成した土地の地点名

信号交差点の地点名表示

保管施設に設けられた消火設備

可燃物の保管施設を1周している。

これは、石炭か?

消火施設が設けられた保管施設の中

別の保管施設を覗いてみると、、

青く光る細かな粒の堆積

コンクリート壁の間から写すと

美しい!

離れて見てみると

薄黄の山 青の山

薄黄の山は「GG」? 青の山は「DG」?

保管施設入り口の看板を拡大

いよいよ海です。

赤と青のブイ
こちらにも赤と黒のブイ 航路

護岸から下りてみます。

前方斜め右に海が広がる。

拡大してみると

ヨット11艇
石炭火力発電所

岸壁付近には

貨物船の係留
釣り人
運搬船の停泊
向こうは海上保安庁の船 手前は港務所の船

港を管理している港務所がありました。

衣浦港務所

入り口の壁に表示されているのは、伊勢湾台風の潮位です。

64年前の台風の潮位

港務所の中には、この港が取り扱う品物のサンプルが展示されていました。

石炭、木材チップ、とうもろこし、けい砂

港の工事が行われています。

埠頭を拡張するための造成

造成地からの眺望

(斜め左) 並んだ保管施設と岸壁
(正面) 遠くに穀物倉庫
(斜め右) わりと近くに工場

先に進みます。

臨海鉄道の橋

橋の下を雑木林の中に入ると、、

雑木林の中に続く臨海鉄道の高架

この先、果てしなく退屈そうですが、、

半田運河の水門に至る道

こんな階段があります。

階段(陸側)

2段登ってここに立ちます。

幅50センチほど

狭く急な階段を一歩一歩下りていきます。

階段(海側)

排水機場の放流口

高潮のとき、ハンドルを回してゲートを下ろす。

このまま、堤防の海側を歩きます。

どこまで行けるか?

突き当りまで行ったら、左です。

突き当りは、造船所

造船所に沿って海側を進みます。

コンクリートの狭い通路

二つ目の行き止まり?

海へ!!

とはなりません。

大丈夫

そして、またまっすぐ

停泊しているのはプレジャーボート

今歩いているのは、70年前にできた堤防です。

新しく開発した農地の海岸堤防

高潮対策の閘門が右手の方にあります。

高潮のとき、右へ引いて閉める。

そうこうするうちに、半田運河の水門が見えてきました。

船溜まりのようになった奥にあるのが半田運河の水門

これです。

水門施設までのゆるい傾斜
伊勢湾台風から44年後の竣工

主水門のゲート

大きくて重そう

ゲートの真下を覗き込むと、、

ゲートは普段開けてあり、船が通り抜けられる。

運河の方から水門を見ると

運河の下流端に水門

終わり

阿久比川旧河口部から半田運河水門まで、臨海地区2400メートルほどの散歩

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