監査(論文)使用教材

 監査論は、論文式試験において唯一偏差値56を超えた科目です。
 監査論の勉強において、LECの教材をどのように使ったのか、またその加工方法を書いていきたいと思います。


①論文グレードアップ講座、日下講師レジュメ


 講義の受け方は、他の科目と同じ要領です。
✔︎日下先生の板書→ボールペン
✔︎メモ→シャーペン
で書いていました。
 監査論の講義レジュメは余白が少ないので、余白に板書が書けない場合は付箋に書いて貼り付けていました。

例①(余白に書いた場合)

左端の仕訳伝票が板書です。

例②(余白が足りず、付箋に書いた場合)

左端の黄色い付箋が板書です。その隣の緑の付箋については最後に説明します。

 また、このレジュメには目次がなく、論点を探す際に非常に手間取るので、自分で目次を表紙に書いていました。


 第5回目の表紙にたくさん付箋が貼ってありますが、これは、プレ答練やグレードアップ答練を解いた際に、論述するうえでその出題論点に限らず、全体を通して大切だと感じたことを表紙に付箋で貼っていました。

 日下先生の講義では、黄色マーカーと赤マーカーを引いていきます。この際、赤マーカーは一言一句レベルで暗記することが推奨されています。
 私はかなり暗記の精度が低かったため、本試験において、第一問の理論問題が大きく伸びることはありませんでした。今、試験勉強に戻れるなら赤マーカーを引いた部分は丁寧に暗記すると思います。

 講義レジュメについては以上になります。

②プレ答練


 監査論については、プレ答練全15回分を消化することができました。毎回、答練の出題範囲に合わせて該当するプレ答練を解いていました。

 プレ答練の使用方法としては、以下の通りです。
①必ず解答用紙に実際に書いて解く。
②解説講義を見る。
③解答のみでなく、解説もきちんと読み込む。
④解答と解説を付箋にまとめてレジュメに貼る。

 一つずつ、解説していきます。

 まず、『①必ず解答用紙に実際に書いて解く。』についてですが、分からなくても、時間が勿体無いと感じても、解答用紙に書くことを意識していました。
 実際に書いてみると、素早く書かないと全く時間が足りないことや、覚えていたはずなのに書けないということが発覚するためおすすめです。

 次に、『②解説講義を見る』についてですが、日下先生がどこを意識して論述すれば良かったのか、また実務に絡めて解説してくださることも多いので記憶に残りやすいです。解説講義は、必ず見ていました。

 次に『③解答だけでなく、解説も読み込む』についてですが、解説はとにかく分かりやすいです。そして何よりも、論文式試験に出ます。
 実際に今年も、減損損失について行う監査手続が出題され、これはプレ答練の解説部分に細かく書かれていました。解説部分まで読み込み、覚えていたことで、減損に関する記述は、ほぼ予備校の模範解答通りの解答をすることができました。

 最後に、『④解答と解説を付箋にまとめてレジュメに貼る』についてですが、これが1番大切です。
 プレ答練を1度解いた後、毎回復習の度にプレ答練を開き、毎回実際に書いて解くことはあまりにも大変です。そして、出題された論点について、レジュメやグレードアップ答練で出題された関連する論点と合わせて復習する方が効果的に復習することが出来ます。

 実際に、私は以下のようにまとめていました。

例① 監査論総論より

 プレ答練で出題された問題や、解説を付箋にまとめて貼っています。

例②

 付箋にまとめることが難しいものはコピーして貼り付けていました。

例③


 事例問題もこのように付箋にまとめて貼っていました。

例④

 これが試験で出た減損損失の際に行う監査手続の問題です。ちなみに、レジュメの後半についている過去問にも目を通し、大筋は言えるレベルで覚えるようにしていました。

例⑤


 答練やプレ答練で出題されたものの、講義内でマーカーを引いていない部分は赤や黄色ではない色でマーカーを引いていました。

 このようにレジュメに一元化することで、レジュメを読むだけで全てを復習出来るようにしていました。
 実際、プレ答練やグレードアップ答練を解いた後はそれ自体を解き直すことは無く、この一元化されたレジュメをひたすら読み込んで覚える勉強をしていました。

③グレードアップ答練

 プレ答練と全く同じ流れです。
①必ず解答用紙に実際に書いて解く。
②解説講義を見る。
③解答のみでなく、解説もきちんと読み込む。
④解答と解説を付箋にまとめてレジュメに貼る。

 レジュメに全てがまとまっているので、試験直前に、「このレジュメ10冊さえ見れば、勉強してきた全てのことを網羅することができる。」と安心できます。

 監査論の勉強方法については、以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。









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