データ管理『毎日の情報Ⅰ』117

『毎日の情報Ⅰ』〜毎日配信企画〜

No.117

　近年のテクノロジーの進化に伴い、個人から企業、研究機関に至るまで、日々膨大な量のデータが生成されています。このようなデータ爆発の時代において、情報の保存、管理、アクセスの方法は、社会全体の効率や安全性を左右する重要な要素となっています。
　特に、データの保存方法は、その信頼性やアクセス速度に大きく影響するため、様々な技術やアプローチが考案されてきました。例えば、データの可用性を確保するための手法として、同じ内容のデータを複数のディスクに同時に書き込む方法は［　①　］として知られています。さらに、データの読み書きの速度を向上させ、冗長性を確保するために、複数のディスクを特定の方法で組み合わせて利用する技術は［　②　］として認識されています。
　また、現代の情報システムの中心に位置するデータベースも、その利用形態やアクセス方法によって、さまざまなタイプが存在します。例えば、ネットワークに接続し、どこからでも、そして複数のユーザーが同時にアクセスできるように設計されたデータベースは［　③　］と呼ばれます。対照的に、特定のコンピュータやデバイスにデータを保存し、その特定の環境だけで操作やアクセスが完結するデータベース形式は［　④　］と称されます。

問１　上記の文章を読み、空欄［　①　］から［　④　］に当てはまる言葉を次の語群から選びなさい。

問２　以下の選択肢の中から、フルバックアップと差分バックアップの違いについて適切に説明したものを選びなさい。

①      フルバックアップはすべてのファイルをバックアップする一方、差分バックアップは前回のフルバックアップから変更されたファイルのみをバックアップする。

②      フルバックアップは週に1回行われ、差分バックアップは毎日行われる。

③      フルバックアップはデータベースのみを対象にし、差分バックアップはシステムファイルを対象にする。

④      フルバックアップと差分バックアップの主な違いは、バックアップにかかる時間の長さである。

 

〜解答と解説〜