猫にホステス・・・秋刀魚の宴会
試されている。
試されている、おそらく。
太陽が眠りについたというのに
家政婦が帰ってこない。
ビッグベンに劣らない
小生達の腹時計が
ぐるぐると渦を巻く。
んん!鍵を開ける音がした!
残業だったのか、お疲れサマンサ。
んん!足音が微妙に違う!
賊が押し入ったのか!
金の無い家に忍び込むとは
なんたら良い度胸。
あ。ご主人さんだった。俺、安堵。
彼は うがい手水で身を清めた後
家政婦が仕掛けた
隠しコマンドの扉を開く。
お待ちかねのディナータイムだ。
食事を済ませ、のどを潤す。
ヒゲについた水滴をぬぐい
さあ、あとは寝るだけの時間。
あしたも良い壱日でありますように。
おやすみなさい・・・
あ。なんか忘れてる気がするけど
まあいいや。大団円。
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