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長編小説「10 -第二部-」 完結済み

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以前連載していた「10」という作品の続編です(「10」は別のマガジンにまとめています) あらすじ 田舎町の駐在員ソラは、ある日誘拐されそうになっている少年を助けようとして一緒に…
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#連載小説

「10 -第ニ部-」 20話 【完結】

【青年と町】 町を襲った犯人達を引き取るために、中央から兵や車がやってきたのは全て終わっ…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 19話

【駐在員たち】 ソラがアヤに着いた頃。 電車でアヤへ向かおうとするルリとアサギはなぜかロ…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 18話

【あなたと会えたから】 「ルリ様……?ソラ……?」 幹部達を追い払い、ひと段落してからア…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 17話

【守る技術】 「なんだこれは………」 開発部への異動日。昼頃に教会の職員5人が技術者達を…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 16話

【懐かしい声】 テラスタワーの隣にある議事堂では、連日貴族達が議論を交わしている。ルリが…

ヒツジ
3か月前
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「10 -第ニ部-」 15話

【誠意】 「貴殿の協力に感謝する。トリ・コトラ殿」 シルビアがコトラに丁寧に頭を下げる。…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 14話

【息抜き】 「あれ?ルリ?」 休日の朝。玄関から声がするので出るとルリがいた。 「なんだその格好は。今何時だと思ってるんだ」 時刻は10時。休日を言い訳に惰眠を貪っていたソラはまだ寝巻きのままだった。 「いや〜。寝る子は育つって言うじゃない」 「それ以上育ってどうするつもりだ。でかけるぞ。すぐ支度してこい」 敬語や様付けがなくなってもルリはルリである。突然やってきて不躾に命令しても、ソラは「は〜い」と素直に応じるだけだった。 「お待たせ」 ささっと用意を済ませ

「10 -第ニ部-」 13話

【それぞれの立場】 「ルリ様、動かなくなっちゃいましたよ〜。どうしましょう」 「う〜ん。…

ヒツジ
3か月前
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「10 -第ニ部-」 12話

【もう1人の】 「それで、ソラ君はこれからどうしたいんだ?」 帰りの車で助手席に座るミリ…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 11話

【対等】 「こんの馬鹿!馬鹿ソラ!なんでこんなところまで来てるんだよ!」 「………へ?」 …

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 10話

【救出作戦】 「ルリ様。息子のソラです」 ルリが4歳の頃。屋敷にきた使用人の夫婦にはルリ…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 9話

【ケンカをしよう】 トキから全てを聞いた3日後、ソラは市街地のとある民家の前に立っていた…

ヒツジ
3か月前

「10 -第ニ部-」 8話

【全て教えてください!】 ルリとの衝撃の再会のあと、ソラはずっと腑抜けたままになっていた…

ヒツジ
3か月前
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「10 -第ニ部-」 7話

【拒絶】 「ええ〜。またソラだけ中央に行くんすか」 カナリの不満気な声が事務室に響く。 祭りから1週間。ミリッサから連絡が入り、ソラは中央に呼び出された。 「カナリはこの町が好きなのに、なんでそんなに中央に行きたがるの?」 ヒワが不思議そうに問う。 「好きだから行きたいんすよ。中央に行って経験を積んで出世して戻ってくるんです。そしたらこの町を守るのにもっと貢献できるでしょ」 「そしたら隊長の座を奪われるかもしれないね〜」 トキが茶化すとカナリが「そんなつもりはない