苗づくり目白押し!

画像1 今月は夏野菜の苗づくりでてんやわんやです。まずは籾殻を炭化させ、籾殻燻炭を作ります。これは床土(苗用の腐葉土)に混ぜ、増量、水はけ、土の浄化などの効果があります。何より稲作の副産物である籾殻の再利用ができます。私たちの農業を再生循環農業という人もいますが、捨てるものはないという点ではそうかもしれません。
画像2 落ち葉堆肥で作った腐葉土(2年かかります)と上述の籾殻燻炭を混ぜ、苗用の床土を作ります。ちなみに積み上げた腐葉土はそのままでは枝などがあるのでふるいで振り分けます。ふるいにかかったものも捨てるのではなく、場内の果樹や花木の根本にまいて使います。
画像3 床土を野菜用のポットに詰めて夏野菜を作ります。写真は直播のカボチャ、ズッキーニなど。3月に種まきをしたナス類から鉢に移植していきます。
画像4 ナス類の鉢植え。トレーに種まきしたものから芽が出たものを指で丁寧につまんで抜き、ポットに植えかえます。3葉、4葉ぐらいで移植みたいですがわたしのところではその点は適当。幼苗なら根がついていれば良いという感じです。私のところでは大体それぞれの種類35株ぐらいを目安に苗づくりします。移植はできれば朝にやり、日中は日陰に置いておきます。水やりはたっぷり、本当にたっぷりします。夕方になってハウスに入れます。
画像5 おまけですが、苗づくりの際に苗の様子をみて追肥するボカシ肥というものも作っておきます。これは米ぬかと鶏糞を混ぜた発酵肥料です。腐葉土と燻炭だとどうしても養分が足りなくて成長が遅くなる場合のみ使います。鶏糞などは良質なものはなかなかないですが、仲間のものを分けてもらいます。温度が非常に上がるので何度も切り返します。そうしないとうまく発酵しません。失敗すると腐敗します。これからゴールデンウィークぐらいまでは夏野菜づくりで忙しい毎日です。

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