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ひたすら草取り

さて、今年は梅雨入りも遅く、水不足が懸念されますが、5月に定植した夏野菜たちは順調に育っています。一部、カボチャやキュウリはウリハムシと水不足で今年は駄目です。まあ、色々な種類の野菜を作っている意味は、一つの野菜が駄目でもどれかは生き残るという感じのところもあり、まあ仕方ない。次のことを考えるしかないです。今は今月末から来月に向けての大豆、小豆の種まきの準備もしています。

有機農業といえば聞こえはいい(?)かもしれませんが、夏場の仕事といえば草取り(除草)作業しかないです。体力が持つ限りひたすらやります。最近、畑でも見なくなってきた尊敬する高齢の百姓の皆さんは、これをひたすら毎日黙々とこなすことができます。私といえば疲れたら帰るので、その点、都会のモヤシ移住者の駄目なところかもしれません。まあ、仕方ない。

当農場では固定種の野菜栽培を中心になるべくビニールを使わないことを目指しています。写真は真黒(シンクロ)茄子のものですが、黒ビニールを株間に敷きません。まあ、色々と理由はあるのですが…。黒ビニールをすると草は間から生えてきますが、除草という意味ではかなり効果があると思います。それを使わない場合は、ひたすら草取りをするしかない。最近は猛暑で、草がある程度あった方が日よけになったりして、成長が良くなったりしますが、いずれにしても野菜が覆われるほどに草が伸びてしまうと、実はなりません。夏場の暑い時は雑草(雑草などこの世に存在しませんが、あくまでもこちらの都合からの名称。害虫も同様)が1日に20cmは伸びると言われ、これからはひたすら除草作業に追われます。

取った草はどこかに山積みしたりしても良いですが、私のところでは株間に積んでマルチとして利用します。雑草は強いので根がまた付いてしまったりするのですが、いずれにしても草取りはできる限り何度もするので、野菜の保湿、養分もかねて株間に積みます。黒マルチをしても同様かもしれませんが、夏野菜の場合は初期の段階でもぐらが根を痛めることがあります。株の根本が緩んでいたりする時はその部分を足で踏まないと野菜が弱ることがあります。除草は根ごと抜き取るので、多少の空間ができて野菜の根が浮くのかもしれません。まあ、いずれにしても除草作業の目線で野菜を観察していきます。

普通は夏野菜には支柱などをしますが、私のところでは大玉のトマト以外は支柱はしません。大きくなって倒れてしまうことがありますが、そのままです。実の部分が地面に触れて色がつかなかったりしますが、傷んでない場合はそのまま収穫して出荷します。支柱をしないのは省力化みたいなものもありますが、一度台風の強風で支柱につないでいるものが折れたりしたので、現在はそのままです。市場は流通に出しているわけではないので、その点、個人契約の利点なのかもしれません。

これからは夏の殺人的な日差しの下で、ひたすら草をとります。

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