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節分の日 アラカルト


こんにちは!
節分の日ですが、どのようにお過ごしですか。
多分、とりあえず「恵方巻」を食してという方も多いのではないでしょうか。
今年は、東北東が吉方ですが、黙食(もくしょく)という作法に従って、一本食べきるのは結構辛いのではないでしょうか。
特に関西のおしゃべり好きなおばちゃんは、沈黙の行に入ったような錯覚を覚えるのでは・・・(関西の女性の方々すいません。)
歳徳神にどんな願いをしましたか。

行事の豆まきでは、投てきする対象は鬼ですね。
鬼は「隠:おぬ」が語源になっていると言われているようです。
鬼の伝説を調べてみると、太古の昔からいろいろな伝承がありますね。
最近では「鬼滅の刃」で、一躍「鬼キャラクター」が有名になりました。
鬼に関することわざは古今東西多数ありますね。
中でも、鬼を冠する形容です。
鬼ばば、鬼嫁、はよく耳にしますが、鬼おやじという呼称はありませんね。
どうしても、昔の男尊女卑の風潮や、女性が成仏できずに「もののけ」に変化すると「鬼」になるとも言われ、忌み嫌われる対象になったようです。
これは、女性蔑視の時代が生んだある意味「ヘイト」の産物ですね。

しかし、その「得体のしれない力」を信仰する対象にした宗教もあるようで、今では我々の生活に密着していますね。

古文書には、暴れる鬼を鎮めて、自らの使役としていたとの伝承もあります。
その、役行者の子孫は、今でも修験行者をお世話する「宿坊」を営んでいます。
1300年の歴史がある宿坊を営んでいる住職さんは、五鬼助義之(ごぎじょ よしゆき)さんといいます。
古の時代に、役行者から冠された「五鬼助」の名前を頂き今でも修験者のお世話をする傍ら、あらゆる禍や疫病を運んできては、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する悪鬼疫病を鎮めるため、日夜祈りを捧げているそうです。

みなさんの、身近にいる鬼はどんな鬼ですか。




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