向き合わはる人

R-1グランプリ2024が終わった。
今回初めて予選から追いかけた。
なぜなら、趣味:単独と言われるほどネタに向き合っている彼に出会ってしまったから。

変な話だと思う。コンビ話芸を観に行ってピン芸人にはまったなんて。
2023年秋、M-1の予選(3回戦)を観に行った。
とある人たちのネタが1番好みだった。
マキシリオン(田津原理音さん、真輝志さんのユニット)だった。
ありがたいことに、予選落ちが決まったあと、ふたりでYouTube生配信をしてくれた。それも面白かった。
そこから真輝志さんという存在を意識するようになった。

調べていくと、どうやらはじめましてではないことに気付く。
きんめ鯛…だうさんの相方、真輝志さん?
コンビ解散後…すぐに劇場戻ってきた人、真輝志さん?
ルームシェア…熊プロさんと一緒に住んでたの、真輝志さん?
レンタル木崎…最初のコント書いたの、真輝志さん?
こんな感じで、あのときのあの人は真輝志さんだったのか!と驚いた。

そして、最終的には、真面目に地道に単独をYouTube配信やRadiotalk配信で宣伝、手売りする姿にやられて、11月の「バイバイ、ひと息」の配信チケットを買った。
衝撃の1時間だった。
面白いのはもちろんだが、ストーリーの落としどころが素敵だった。
あぁ、この人が1人で、コントで、賞レース無双する姿みてみたい。と思って、今年のR-1は予選からかじりついたのだった。

R-1だけでなく、ピン芸人の方々によるピンネタライブにも足を運ぶようになり、ピンネタにはまるようになったのだった。
(特にRRRというライブは最高だった。)

R-1グランプリ2024決勝進出。

余談だが、ファイナリスト決定から決勝までの間、とあるトークライブがあった。
向き合わはるライブ。
うただの宮本さん、ハイツ友の会のおふたりによるトークライブである。
このライブの中で、R-1の話になったとき、
「決勝進出を喜んでもらえて、また喜んでもらえるように頑張りたい。」(ニュアンス)
的なことを言っていた真輝志さん。
素敵すぎないか。というか、人ってこんなまっすぐ応援を受け止められるんや、と衝撃を受けた。

そんなことはさておき、R-1グランプリ決勝。
全組面白かった。個人的な好みはあるが、どのネタも笑った。

こうやって笑えるのは、導入口を作ってくれた真輝志さんのおかげである。
本当にネタを見るたび、惹き込まれてしまった。言葉選び、収め方、表情の変化などなど魅力が詰まりすぎている。まだ私が初心者すぎて、見つけられていないポイントもあるだろう。
だからこそ、ファイナリストになって、さらにパワーアップした彼を観続けたいと思う。

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