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【取得できました】線維筋痛症の障害者手帳

今回は障害者手帳申請についての記事です。

9月末に役所で申請書類を提出し、審査を待っていた状態でしたが、ついに返答がきました。
身体障碍者2種6級として認定されたようです。


ギリギリ障害者認定された人の実情

6級と聞くと、詳しい方はこう思うでしょう。「ギリギリだったんやな……!」と!

それもそのはず、身体障碍者手帳における等級は1級~7級までとなり、手帳交付は6級までとなっています。要するに、まあまあ生活は出来る障害者なんだな、と思われたという事です。

では、そんな私の症状は実際どんな感じなのでしょうか。

  • 病名:線維筋痛症

  • 症状:膝の痛み・脱力>全身痛>倦怠感・吐き気

  • 痛みレベル:下記表のステージⅡ~Ⅲ程度。短時間なら杖をついての外出や就業ができるが、健常者と同じ程度の生活や、フルタイム勤務は困難。日によって波がある。秋冬は特に寝たきりの日が多くなる。

  • 今年5月に体調不良が続いて勤務できなくなり退職済み。以降は扶養と業務委託で細々生活中。運転免許は停止されている(記事参照)。



申請書類について

手帳交付に関しての申請方法は、自治体によって細々とは違いがあるようですが、大方は同じのようです。東京都の場合は下記の形です。

1.身体障害者診断書・意見書 (発行から1年以内のもの)
 用紙はお住まいの区市町村の障害福祉担当窓口(区市の福祉事務所、町村の身体障害者福祉担当課)にありますので、事前に入手してください。
診断書の作成は「身体障害者福祉法第15条の指定」を受けている医師に依頼してください。
2.申請する方の写真(縦4センチ×横3センチ、上半身で脱帽。デジタルカメラによる自己作成でも可ですが、写真用紙を使用してください。)
3.交付申請書
 用紙はお住まいの区市町村の障害福祉担当窓口にあります。

東京都福祉保健局 東京都心身障害者福祉センターHPより


障害年金なんかは絶対払う気ないやろ(失礼)ってくらいの提出書類量がありますが、障害者手帳については、診断書さえ手に入れば、申請はそこまで大変ではないです。



線維筋痛症に立ちはばかる壁

罹患者の方は重々承知されているかと思いますが、
線維筋痛症はとにかく理解者が少ないです。

いつまで経っても確定診断を受けられず、医者には精神病や詐称だと言われ、周囲には仮病扱いされ……そんな体験をされてる方、多いと思います!

今回私は、体幹3級・上肢5級・下肢4級として書類申請をしました。
担当医師も障害等級4級相当である、と伝えていたにも関わらず、6級判定でした。

なぜ6級なのか?
その理由は、身体障害者は「四肢や身体を欠損した人、機能を損失している人」という前提により認定されている、という事情があります。

線維筋痛症はつねに身体を動かせないわけではないんですよね。症状に波があって、全く動けない日も調子よい日もある。
現行の手帳申請フォーマットだと適した表現が難しく、症状が伝わりにくい⇒軽く見られてしまう⇒認定されにくい、という事態が起きているのだそうです。

手帳をもらえるだけありがたい!それは間違いないです。いろいろな支援が受けられてとても感謝しています。

例えば6級で受けられる支援の中に、有料道路割引があります。これは「車を本人が運転する場合、もしくは第1種障害者とその介護者の場合」となります。
しかしご存じの通り、私は免許を停止されていますので……第2種6級では割引を受けられないです。でも車じゃないと病院に行けないことも多いんですよね。この辺りはちょっと悲しくなる点でした。

しかし、それでも障害者手帳はあった方が良いな!と思うことが多かったので、そのメリットを挙げていきます。


障害者手帳を6級でも取るメリット

  • 住民税の非課税・障碍者控除⇒前年所得が一定金額以下であれば、課税されません。詳しくはこちら

  • 自動車税減免⇒障碍者または生計を同一にする人が自動車を所有し、専ら障害者のために使用している場合、申請すれば減免を受けられます。

  • バス、交通機関、駐車場、タクシー、ETC等々の各種割引。(個人的には一番助かるポイントです!)

  • 日常生活用具(杖や移動支援用具)の給付

  • 生活福祉資金の貸し付けが受けられる 

  • 障害者枠での求人応募が可能(等級は会社による) など

※私の自治体での支援内容になりますので、地域によっては内容に違いがある場合があります。


私が申請で注意したこと

線維筋痛症でも身体障害者として認めてもらうためにどうすればいいのか。出来ることがないか考えました。

私の場合は、担当医師と相談のうえ、線維筋痛症の症状についてをまとめた添付書類を作成し、提出しました。
身バレ防止のため一部分で恐縮ですが、こんな内容です。


Wordで作成した簡単なものです

こうした添付書類については、「医師の指示があれば」自治体の担当の方が受け取ってくれます。絶対とは言い切れないようでしたが……。

障害年金もそうですが、こういった福祉支援を受ける為には、やはり病気に理解のある医師の協力が欠かせないです。
さまざまな病院を巡ってきて心身ともに疲弊されていることと思いますが、ぜひ線維筋痛症を理解しようと努めてくれる方を見つけて、味方にしていただけたらと思います。

提出した診断書の内容については、転載防止としていったん有料で載せていたのですが、お金にするのもちょっとな…思い直しまして、消しました。
もしどうしてもという場合はメッセージをください。正直中身は薄いです。

以上です。
なにかお役に立てれば幸いです!どうぞ宜しくお願いいたします。

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