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クローズ就労のつもりで面接に行ったら、面接中にセミオープンになり、結果落ちた話。

病気を抱えながら、就活をしている人のために、
今回は、面接で病歴について聞かれた私の体験談を紹介したい。
「病歴についての質問を覚えているだけ書き出した」
の見出しでは、具体的な質問文を覚えている限り書き出したので、
心の準備として、知っておきたい人はぜひ見てみてほしい。


クローズ就労(病気を伏せて働く)も検討して面接を受ける


オープン就労(障害者枠での雇用)を目指して、
LITALICOに通いつつ、
準備中の私だが、
クローズ就労も同時に検討中だ。

理由としては、

  • 主治医がクローズ・オープンどちらの働き方もパートタイムなら無理なく働ける状態と判断している。

  • オープンは病気への理解がある反面、大都市にしか職場がないので、通勤が大変。

  • クローズのほうが求人数が多いので、自宅の近くなどを探すなら有利。

などがあげられるが、
オープンだろうと、クローズだろうと、
自分にとって無理なく働ける職場が、
結果として長く働ける職場だという考え方になってきたからだ。


そんな中、クローズの求人で自分の希望に
とてもマッチしたものを発見し、
先日パートの面接を受けてきた。

結果から言うと、
タイトル通り落ちたわけだが、
そこに影響していそうなこととして、

「面接当日、健康チェックとして、病歴を詳細に書かされ、
結果としてセミオープンでのチャレンジになった」
ということがある。

パートタイムでも病歴について聞かれる?


パートの募集で、
健康状態を事細かに聞くのは、
正直驚いた。

正社員などへ希望を出していればわかるし、
運転業務など病気が業務の運営とかかわるのなら
聞くのも十分理解できるが、
今回の希望は事務職。

ちなみに、厚生労働省の判断としては面接で既往歴について聞くのは、
避けた方が良いが、違法ではないらしく、
業務に必要ならば、質問することは可能という見解らしい。

(B型肝炎、HIVなど、聞いてはいけないものもある。)
詳しくはこちら↓

面接時に病歴を聞くことについて詳しく書かれているサイトもあるので参考に。


しかし、聞くときに注意が必要な、上記の病歴のポイントは、
あくまで過去の病歴であって、
現在通院中の私は、
本人がいくら、うつ病にたいする配慮は必要なく
一般の人と同じように働けると言っても、
さらにそのことを主治医が保証していても
企業から見れば、
業務に影響のある、「問題あり」の健康状態なのだから、
聞かれて当然と言えば当然かもしれない。

精神疾患であろうが、妊娠中であろうが、ほかの病気であろうが、
健康な人(病院に通わなくてよい、長期の休職の恐れのない人)
のほうがとりたいのは、当然のことなのだから。


病歴についての質問を覚えているだけ書き出した



さて、現在の病気を聞かれることは、
納得したとして、
同じように、病歴があったり
現在治療中の方は、どんな内容のことがきかれるのか、
興味があるのではないだろうか?


覚えている範囲で質問内容をあげると、

  • 過去に精神疾患にかかったことはあるか?

  • ここ3か月で病院にかかったか?

  • ここ5年間で、7日以上の治療を受けたか?

  • てんかんになったことはあるか?

  • ガンにかかったことはあるか?

  • (各種臓器名が列挙され)ここ2年間の健康診断で、これらの器官に異常はあったか?

  • 過去重大な疾患にかかったことはあるか?

他の質問は緊張していたのでよく覚えていないのだが、
全体として15前後の質問文がのっていた。

これは、面接で聞かれたのではなく、
面接前の書類記入で、渡された紙面による質問だ。
この書面とセットで、個人情報の保護に関して、
同意を求める書類にもサインし、

病歴は聞くが、面接以外でその情報は使用せず、
しっかり書面を破棄する旨が書かれていた。


結果として落ちたが、理由はわからないし、考えても無駄である

ながながと、病歴を聞かれた話を書いたが、
結果として、何が理由で落とされたかはわからない。

セミオープンになったと自分の感想を書いたが、
「過去に精神疾患にかかったことがあるか?」
「ここ3か月で病院にかかったか?」
「ここ5年間で、7日以上の治療を受けたか」
の3つにYESと答えただけで、

「20年間うつ病歴があり、現在も通院し服薬しています。」
と答えたわけではない。

どこまで、企業が私の病歴を把握したかはわからない。

面接は基本落ちるもの、くらいのスタンスで


この求人は私がいいと思ったくらいなので、
健康な人にもとても魅力的で、
面接も求人枠の2倍は受けに来ている様子だったので、
病気じゃなくても受からなかったかもしれない。

後日一度、掲載終了になったはずの求人(募集5名)が
再び求人サイトに募集3名でアップされていた。

何人もの健康な人が落ちて、
さらに採用人数が足りないから、もう一度募集をかけたのか。
それじゃあ私が落ちても仕方ないし、
落ちた理由はわからないな。

面接をした当日は、
「病気のことを聞かれたから、それが理由で落ちる。」
と、病気のことを悲観していた。

しかし、病気が理由で落とされるなら、
やはり私には向いてない職場なのだから、
受からないほうがいいな、と考え直した。

さらに、落ちたとしても病気が原因とは限らないから、
理由を考えても無駄だな。
とりあえず結果待ちだ!

落ちた。よし次を探そう。

という感情の変化があった。

どんな人でもほとんどの人は、
面接は何度も落ちる経験をするものだ。

落ちた理由なんて考えず、
自分と合う職場を探し、
ドンドン面接を受けていこう!

それでも、病気を突然聞かれるよりは、
「聞かれることもあるんだな。」
「こんな質問をされるんだな。」
と心の準備ができていれば心強いだろう。

そんな人は、ぜひ今回の私の経験を参考にしてほしい。




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