わたしのあゆみ 1

高校時代にボランティア活動として、特別養護老人ホームで介護を経験する。そこで出会ったある職種にあこがれ、福祉系大学へ進学。
大学時代は演劇活動の傍ら、課外実習として医療・高齢者分野で経験を重ねる。そして社会福祉士の国家試験に挑み、見事合格。
並行して施設系に絞って就職活動に励むが、まさかの就職氷河期でなかなか内定をもらえず、滑り込んだ先が老人ホームの事務員。
直接利用者さんと接する仕事につくはずが、日々数字とにらめっこ。計算して出た数字の桁があまりに大きくびっくりした思い出が。
翌年には介護保険制度が始まり、ゆったりしていた日々が一変。そして念願の直接処遇職員へ転身。
それからは施設の立ち上げを経験し、一から施設を創ってゆく楽しさを知る。
が、天下り職員と上手くいかなくなり、若さゆえの転職を経験し、世間の厳しさを思い知ることになる。
(つづく)

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