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NYCにLet’s Go!!(6日目:2月5日)

❁6日目のコンテンツ

①ヤンキーススタジアム
②MoMa美術館

ヤンキーススタジアム

 サッカー家系で野球とはほとんど御縁のなかった私であっても、結構興奮したので、本当に野球が好きな方にとっては最高の時間と空間だろうと想像する。以前、鹿島アントラーズのスタジアムに行ったときも感じたが、スポーツ選手への愛が色んなところから感じられる。ヤンキースを支えた選手の銅像やサインボール、ユニフォーム。そして、ヤンキース愛を伝えてくれるツアーガイドさん。こうやって、野球にあまり興味がない人、選手の存在を知らない子どもたちにも選手の功績や信念が語りによって伝えられていく。これも出会いなのだと思う。
 選手はどんな練習をしていたのか、野球選手になるにはどうしたらいいのか…と、必死に質問する子どもたち。子どもの「知りたい」という欲求に火をつける一つのきっかけに、熱く本気で語るガイドさんの姿があるように感じた。ツアーガイドさんのヤンキースや選手の魅力を語る声色、熱いまなざし、握り拳…そこから伝わる何かがある。もちろん、話の内容も面白い。でも、それ以上に、夢中で話すガイドさんの様子にみんなが釘付けになっていた。きっと、ツアーガイドさんは本気でヤンキースや選手、野球が好きなんだと思う。私が教師になったとき、ガイドさんのように夢中で語ることのできるコンテンツを私は持っているのか?ディズニーリゾート、学校教育、縄跳び、英語、旅行、絵本、剣道、ダンス…心の底から面白い、好きだと思っているものであればあるほど、その魅力を語る姿は輝いていると思う。その「輝きが派生させる何かがきっとある」とガイドさんの話を目を輝かせて聴く子どもの姿を見て感じた。「好き、楽しい、面白い」という感情が根底にあることは強いと思った出来事であった。


MoMA(ニューヨーク現代美術館)

 最近は、作品の近くにあるQRコードを読み込むと、作品の解説をしてくれるというサービスを提供している美術館が多い。MoMAもそうであった。そのようなサービスは、自分の興味・関心に沿った作品の情報を知ることができることや自分のペースで作品を楽しむことができるということにおいては利点があると思った。今までは、そのようなサービスを人がしていた。作品に詳しいガイドさんが観光客に説明していた。またしても、人と人が関わる機会が減ったと考えられる。作品制作に至った時代背景やその作品の魅力を説明してくれる人と聴く人との相互作用によって生まれる新しい会話のテーマや学びがあると思う。解説動画を聴いたり、解説書を読んだりすることからは発生しない人と人との相互作用によって生まれるものがある。他者とともに学びあう学校の意義もそこにあると思っている。

 ある作品から思うこと

すごく不思議な作品。奇妙で見たくないと思いつつも惹きつけられる私がいた。見れば見るほど様々な解釈が浮かんできた。歴史と重ねるともっと深く理解できるだろう。以前、太陽の書き方は一つでは無いと美術の先生に教えていただいたことを思い出した。日本の子どもたちの多くが、太陽に周りに点をつけたり、目や口をつけたりするらしい。太陽はこう描かないといけないと思っている子どもが多い。様々な作品と出合うことを通して、その人の絵の書き方を知ることができる。

この絵の作者がどんなメッセージを込めたのかを想像しやすい作品と想像しにくい作品がある。その意図や意味が分かりにくくても、人々の目に留まる作品。それが近代や現代のアートには多い気がする。そんな作品であっても、人々が作品として価値があるという考え方が広まってきたからではないかと思う

 ある3枚の絵が教えてくれたこと

 


「見方を変えると考え方が変わる」
それを3枚の絵が教えてくれました。
思わず感嘆の声が出ました。


本日の一言

 NYCでの生活も残すところあと2日。やっと、「こうすれば楽しめる」という感覚が分かってきた。新しい環境に身を置いたり、新しいことを始めたりすると、最初はやってみることに時間と労力を費やす。でも、やっていくうちに、楽しいや面白いという感覚がつかめてくる。そのあとは、どう楽しくするかを考えられるようになる。最初は、あんなに帰りたかったNYCも、今では次いつ来ようと思える場所となった。また一つ、私の心をワクワクさせてくれる場所が世界にできました。


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