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すてきな嫉妬


憧れと嫉妬というセンサー
もうひとつ、未来を考える手掛かりになるものがある。それは、自分の憧れや嫉妬という気持ちにアンテナを立てることである。

「THE NAME きみの人生に作戦名を。」
梅田悟司

憧れはあっても、
嫉妬には蓋をしてきた。

「嫉妬心はよくないもの」として、
人にはもちろん言わないし、
自分のなかにもし湧いて出たときは瞬間的に、
「ねたんでも よいことないし ふたしよう」
と生きてきた。

憧れは目指したいものに対する陽の感情であり、嫉妬は妬ましさを感じる陰の感情である。両者は別々の感情と捉えられがちだが「自分との差」を中心に、表裏一体の関係にあると言える。

同上

表裏一体と考えたことはなかった。
憧れの反対は、嫌悪や反面教師であって、
嫉妬というものを肯定的に捉えるのは新鮮。

「自分との差」ならなおのこと、
憧れならすんなり受け入れられるけど、
嫉妬なら、目を背けたくなるし、
受け入れるには、かなりの労とマインドがいる


誰かに対して「すごい!」と感じる感情が、素直に「尊敬できる」となるのか、「なんであいつだけ」となるのかの違いに過ぎない。
陰陽どちらの感情が出やすいかは人それぞれで、どちらのほうが好ましいなどと考える必要はない。自分との差を感じるときこそ、自分の伸びしろが隠れているものだ。

同上

「なんであいつだけ」
「なんであいつが」と、なることがある。

この感情って、憧れよりも、強い感情として
あらわれるし、尾を引く。

敵わないこともわかりつつ、感情が先立つ。
敵わない理由とここは勝ってるという部分が、
心と頭でデッドヒートする。

という時点で「自分との差」を
推しはかろうとしている自分を客観的に
眺めた時、それは憧れ以上に、糧になるんだ。

伸びしろの、しろが、この黒い感情の中にある
だなんて、びっくり。

敵わないとおもっていたものが、
叶うための引き金になるなんて。


私が危惧するのは、こうした感情がなくなっていくことである。憧れも嫉妬もなくなっていく状態は、無関心に近づいていくことに近い。

同上

はい、蓋していましたので、
無関心に近づいていました。

憧れはまだあったとしても、嫉妬は、
消してゆく生き方へ。

自分が何に対して、憧れと嫉妬の入り混じった感情を持つのかを、観察してみることをお勧めしたい。関心がないことに関しては何も感じないが、ある特定のことに対しては、こうした感情が湧き上がっているはずである。

同上

そういえば、特定のなにかがあるんですよね。
無意識だけど、意識的になる。

同期や年下の出世、昇格。
さかのぼれば、バスケ部でのスタメン。
恋愛。
進学やテスト結果、選抜試験。

過去の方が多くて、
40歳を超えてくると、薄まってくることにも
気づかないで、自然消滅していくこわさ。


私も40歳を超えて、憧れと嫉妬の入り混じった感情が薄れていることを強く感じている。そのため、自分が何に対してこうした感情を持つことができているのかは、注意深く見るようにしている。そして、嫉妬だけで終わらない、憧れと嫉妬が一体化した健全な感情として捉えるようにしているのだ。

同上

健全だと思うことから。
それを、もうひとりの自分が眺める。

憧れと嫉妬というアンテナを立て、何に対して反応するのかを手帳の片隅に書いておくだけで十分である。1つひとつの事柄が大切なわけではなく、憧れと嫉妬を抱きやすい傾向を認識することで、自分の興味や、その先にある伸びしろに気がつくことができるようになる。自分がやりたいと思っていたけれど、まだできていないことに目を向ける機会にもなる。未来を考えるヒントとして、参考にしていただきたい。

同上

傾向の自覚。
それが未来につながる。

嫉妬探しの40代と思うと、
ちょっと楽しくなってきた。


今日もお付き合いくださり
ありがとうございます。

きのうは孤独、きょうは嫉妬。
noteに書き置く感情は、その日その時を
とてもあらわしていて、
もう1人の自分が登場しやすくて、
ありがたい。
正負はないけど、素直に書いていこう。

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