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(2年目の記録)2022.6月初旬〜中旬

シカ対策

5月から畑侵入や食害で悩まされているシカ被害。
1苗2苗ならまだしも1畝(1列)ほぼ食害に遭い、一気にやる気を失くし対策もユルユルだった6月初め。
一応テープや紐で圃場周りを囲ってみたわ良いものの、特にこれといった対策には至らず、6月に入ってからも侵入と食害が継続された。
栽培を続けていく気力のみがどんどんと削られていき、日々の作業がしんどく感じ始めた。

そんな6月初旬、ご近所さんが声を掛けてくれ話をする中で畑の現状を知り、使用していない防獣ネットを貸してくれる事になった。
物凄く気力が低迷していた中、話を聞いてもらったこととネット設置での一筋の光が見えたことで少し気力とやる気が湧いてきた。
本当は、ネット設置なんて昨年も多少の被害に遭っていたのだから事前に行っておくべき事だったとは、正直思っていた。
そして、被害に遭い始めた頃の初期段階での設置をすれば、こんなにも更なる被害に遭うことも凹み過ぎることもなかっただろうと予想はできた。

それでもネット対策しなかったのは、自分の中で“余分で面倒臭い作業”と思っており後回しにした結果だったのは明白。
そして、通常作業は待つことなく次から次にやる事があるので、後回し→被害→凹む、の悪循環に陥った。
担当に話した所で解決する訳でもなく、そもそも今年に入りJAの立ち位置というか関わり方?がよく分からなくなり疑問と不信が増していたので、相談する気にはならなかった。

そんな中、いつも困った時や凹んでいる時に助けてくれたり元気をくれる、ご近所さん。有難い存在。
自分の“分かっているけど面倒な作業”という考えを、“とりあえずやってみよう、今”という思考にチェンジしてくれた事に感謝。
そして、ネットを貸してもらいすぐに設置を開始。足りない分はその日に追加購入をしに行き、設置。(始めから買っとけ)

畑の入口に関しては頻繁に出入りをする箇所なので、倉庫内にあった網?とは少し違う気がするが、農業で使用したであろう物には違いない様なので、その黒網ネットを必要分切り取り設置。手軽に、でも容易く侵入は出来ない様どうにかこうにか試行錯誤しながら入口完成。
+して、シカに有効らしいと噂の“ピンクテープ”も裏山側へ取付け。このピンクテープもネット購入の際に一緒に買ったはずが、テープではなく“紐”だったので、それを知ったご近所さんが再度ご厚意で貸してくれた、というか取付分のみいただいた感じに。

翌日、圃場周りの除草作業をしながらネットの固定を再確認。
裏山側のネット下から侵入の痕跡ありで、ネット下部を厳重に封鎖。余りの短い竹で止めたり、石を置いたり、圃場内に生えていた棘のある枝木を伐採し侵入箇所へ置いた。
その後、シカの侵入は見られなくなった。戦いは終わった。
というか、最初から戦っていなかった事を知った。そうでしたね、安西先生。
「諦めたら、そこで試合(戦い)は終了」でしたよね。反省です。

脇芽取り

シカ対策以外に、6月に入って早々取り掛かった作業が脇芽取り。
苗が成長すると、茎と大きく成長した葉の付根から“脇芽”と言われる芽が伸び始めてくる。
6月中はこの“脇芽”を気が付いたら取る、余裕がある時に取る、といった感じ。

雑な絵ですみません。。。

苗が小さい時にこの脇芽を放置していると、養分が分散されて苗の成長や実付きに影響が出る。そのため、脇芽が出てきたら小さい内に取る。と、1年目で指導を受けた。
ただ、1年目はそんな“脇芽取り”作業をする余裕もなく、気が付いたら結構大きく成長していて慌てて取り除いた記憶。
そして、そんな“結構大きく育った脇芽”を処分するのが勿体なく思え、とても柔らかく青々しており美味しそうだったので、食してみる事にした1年目。
↓(1年目の記録)2021.5月下旬〜の記事に“脇芽料理”をご紹介。

そして更には、今年のシシトウ栽培で収穫した“脇芽料理”も↓ご紹介。
シシトウの脇芽を食べる人が他に存在するのか?知らないが、自分の中では毎年恒例となったお気に入りの食材の1つ。

店頭等で売ってはいない食材ではあるけど、もしご自分で栽培されていてご興味がありましたら是非お試しあれ。

誘引作業

6月中旬に入り、次に発生してくる作業が“枝の誘引”
苗が徐々に成長をし、枝が伸びていき、枝分かれもしていく。何もせずに放置していると苗が倒れたり枝が折れたりするので、伸びた枝を立てた支柱へと紐で結び留めていく。
その為に、支柱が必要となる。自分は4本支柱を使用しているが、別に必ず4本使用しなければならないといった決まりはなく、3本でも2本でも1本でも、もしくはアーチ型の支柱を使用してもいい。
自分が栽培しやすい、適した本数や支柱を使用すればいい。栽培の仕方は決まっている様で、これといった決まりはない。実は多くの栽培方法が存在する。
それを3年目の今年(2023)、沢山見聞きし知った。

そして、この“誘引作業”は苗がある程度大きくなるまで続く。適当に作業をしていると後々自分に返ってくる。
自分はまだ栽培初心者なので、“誘引作業”を上手く効率的に行う事が出来ていない様に思う。
4本支柱を立てているという事は、最終的に枝を4本伸ばし大きく成長させ上手い具合に支柱に沿わせて上部を広げていく必要がある。
これが結構簡単な様で難しいし、適当にしていると収穫時にも響いてくる。実が取り辛くなったり、実の成長を邪魔したり。通気性が悪いと病気にもかかりやすくなるので、結構気を使う作業の1つかもしれない。

1年目の時は、途中で1枝1枝支柱に結び付けるのがしんどくなり、畝1列分を苗に沿って横に紐を通し、風等で揺れが酷そうな枝のみ紐を絡ませ、他は横に這わせた紐にもたれ掛からせるといった具合に手抜き?をした。
これはこれで然程問題なかったと記憶しているが、背丈の伸びた苗に関しては強風対策をするのであれば、やはり結び付けていた方が確実かと思う。

2年目でも昨年同様の作業効率で、なかなか成長が見られないと自分でも思いそれを日々実感していたシシトウ栽培。

次は、【ししとう栽培】2022.6月下旬〜で。
2022年は昨年(2021)とは違い、畑での栽培は「ししとう」のみ!
大変ながらもしんどい作業を終えた後の夕飯は格別だ!と、感じれる幸せ。


それでは、また。

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