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Personality Ninja(パーソナリティ忍者)診断結果

伝説の忍者への道を歩む性格診断。

先日、ユング心理機能8タイプ診断の記事を書いたときに参考にさせて頂いた、Rinoさんのところへお邪魔したときに紹介されていました。
詳細はこちら。

上記にも記載されていますが、この診断ではMBTIのタイプダイナミクスである「主機能と補助機能は逆向き」というものがなく、主機能と補助機能が同じ向きのタイプ(外向-外向、内向-内向)も考慮されているので「4つの知覚機能×4つの判断機能×知覚優位/判断優位」で32タイプになっているとのこと。
読んだだけで面白そうだと思い早速やってみました。

診断自体は英語ですが、翻訳があれば回答はできると思います。
診断を行うにあたり、最初に7つの注意点が案内されます。結構大事なことだと思いますので、今一度読むことをお勧めします。

マスター忍者を目指すため、ストーリーに沿って自分を見つめなおしていきます。
これがまた面白い。何を聞かれているかはわかるのですが、パーソナリティ忍者の世界観に浸ることができます。診断が終わりに近づくと、なんだか感慨深い気持ちになりました。
なお、診断にかかる時間が長いためか中断することもできます。

忍者の道を歩んだ結果、赤いハチマキを巻いた忍者になりました。
結果ページを見るとえらい情報量に圧倒されますが、タイプコードだけでも診断結果をまとめてみます。

忍者かわいい

哲学者「NTBV」の解説は下記。

【NXTタイプ】「NTBV」
意味を解説に倣って整理します。
前2文字がNT→直観/思考タイプ。
3文字目がB→NiまたはSiを持つ→NなのでNiが主機能
4文字目がV→TiまたはFiを持つ→TなのでTiが補助機能
→ Ni主機能/Ti補助機能のタイプになる
心理機能の並びはNi-Ti-Fe-Seとなり、Classic JungianのIN(T)と相関があるようです。

なお、3文字目と4文字目は主要な人間の欲求として下記を意味するそうです。
多様性 - 世界の多様性への欲求。⇒エクスプローラー(X):知識の拡大に焦点を当てる。NeとSe。
確実性 - 人生における保証への欲求。⇒ビルダー(B):知識を洗練することに焦点を当てる。NiとSi。
所属 - 人々とのつながりへの欲求。⇒リーダー(L):他の人に焦点を当てる。FeとTe。
意義 - 個人的な価値への欲求。⇒エボルバー(V):自分自身に集中する傾向がある。FiとTi。
私の場合、主:ビルダー(B)-確実性を優先、補:エボルバー(V) - 意義を優先、となるのかな。


心理機能も測れる

【タイプバリアント、タイプドライブ】「X-RAID」
同じNXTタイプ内の違いを説明するための要素。行動や印象を教えてくれる。
最初の文字を「タイプバリアント」と呼びます。
私はXですので、エクスプローラー(X)バリアント。
ハイフン以降の文字を「タイプドライブ」と呼びます。
各個人は、異なる優先順位と頻度で、以下4つのタイプドライブすべてを実行するとのこと。
優先順位はあれど、全て使うことができるものということです。
最初の文字は、主機能と補助機能によって固定されます。それ以降の文字は個人によって異なります。

・リフレクター(R):ビルダー×エボルバー。自分たちで既知の情報を洗練することに集中する傾向がある。
・アナライザー(A):エクスプローラー×エボルバー。自分自身のために新しい情報を発見することに集中する傾向がある。
・インタラクター(I):エクスプローラー×リーダー。他の人と新しい情報を交換することに集中する傾向がある。
・ディレクター(D):ビルダー×リーダー。既知の情報を他の人と繰り返すことに集中する傾向がある。

タイプバリアントについての説明(訳)を抜粋。

これは、同じアーキタイプを共有しているにもかかわらず、特定の個人が異なる動作をする理由や、特定のビルダーが時々エクスプローラーのように振る舞うように見える理由を説明しています。ただし、どの関数が個人のタイプバリアントになるかを決定するいくつかの前提があります。
1.この機能は、最初の 3 つのタイプ ドライブのうち 2 回使用される 2 つの機能のいずれかである必要があります。
2.2 回使用される 2 つの関数の中にシャドウ関数がある場合は、それが優先され、型バリアントになります。
3.シャドウ関数がない場合は、最初に 2 回使用された関数が優先され、型バリアントになります。

パーソナリティ忍者

今回の診断結果の事例まんまですね。意味合い的には、多分本質的にはビルダーではあるんですがエクスプローラーっぽく見える、みたいなことでしょうか。
理屈としては…タイプドライブ「RAID」のうち、最初の3つは「RAI」。「RAI」の中にはエボルバーとエクスプローラーの要素が2つ含まれています。(1)
このうちエボルバー(V)もしくはエクスプローラー(X)がタイプバリアントの候補ですが、ビルダー(B)、エボルバー(V)が表に出ているため、シャドウ関数に相当するのはエクスプローラー(X)の要素であるSeとなり(2)、タイプバリアントがエクスプローラーになる…のかと。

また、タイプドライブの順序によって以下の「タイプスタイル」が決まります。

・Reserved(RA):リフレクター×アナライザー。エボルバー要素をよく用いる。新しい情報と既知の情報の両方に基づいて自分自身を進化させる傾向が高くなる。
・Spontaneous(AI):アナライザー×インストラクター。エクスプローラー要素をよく用いる。自己と他者の両方のニーズに基づいて新しい情報を探索する傾向が高くなる。
・Expressive(ID):インストラクター×ディレクター。リーダー要素をよく用いる。新しい情報と既知の情報の両方に基づいて他の人をリードする傾向が高くなる。
・Structured(DR):ディレクター×リフレクター。ビルダー要素をよく用いる。自己と他者の両方のニーズに基づいて既知の情報を用い構築する傾向が高くなる。
タイプスタイルは1文字目+2文字目、2文字目+3文字目の2種類が個人のスタイルとして表れるとされるようです。
私の場合はRAとAI。

【気質】「R-FF」
観測機能(知覚機能)、決定機能(判断機能)におけるエネルギーが、堅固(O)であるか柔軟(F)であるかを示すもの。

・固体エネルギー(O):エネルギー密度が高い。しっかりしていて、攻撃的で力強い。認知、感情、行動において動かない心理状態を誘発する。
・流体エネルギー(F):エネルギー密度が低い。柔軟で受動的で従順。認知、感情、行動において動かすことができる心理状態を誘発する。
結果は4種類。今回の結果の場合、以下の通りになります。
・受容的気質:R…問題に関する知識と意見の両方に柔軟性がある
・エネルギー構造:F…観測機能(知覚機能)が流動的・柔軟な観察が可能
・エネルギー構成:F…決定機能(判断機能)が流動的・意思決定において柔軟

【タイプマトリクス】
これを見れば診断結果が一目でわかる、というもの。

初見だと心理機能ぐらいしかわからん

・心理機能の要素:「Ni-Ti-Fe-Se」
Zの方向に読むと、心理機能の並びが確認できます。
この場合ですと、Ni-Ti-Fe-Se。つまるところ、NXTタイプ=NTBV。
3番目の機能は普段使わないけど、うまく行くと嬉しい機能、みたいな解説がありました。確かに嬉しい。
丸い記号で示されたものは知覚機能、正方形は判断機能。
背景が白いとヒーロー機能。自然と好んで優先する。
背景が色付だとシャドウ機能。自然と無視し、避けたい機能。

・機能の要素:「NT」
赤いマトリクスは、直観N+思考Tを象徴します。

・タイプバリアント、タイプドライブの要素:「X-RAID」
矢印はタイプバリアントの方向を示しています。
外向知覚機能Seに向かっているため、タイプバリアントはエクスプローラー(X)となります。
タイプドライブは、機能同士を結ぶ枠線の「すきま」に注目すれば分かります。
Ni+Tiには隙間がなく、リフレクター(R)の要素が強いことを示します。
Ti+Seには若干の隙間があり、アナライザー(A)の要素を示します。
Se+Feにはさらに隙間がありますが、インタラクター(I)の要素を示します。
Ni+Feはかなり隙間ができてしまっています。ディレクター(D)の要素が弱いことを示します。
このタイプドライブは優先順位はあれど全て使用されます。
また、タイプドライブの順番によってタイプスタイルが2種類決まります。(RA+AI)

・気質の要素:「R-FF」
心理機能の周りを囲う線について、点線は流体エネルギー(F)を表し、実線は固体エネルギー(O)を表します。
私の場合は観測機能、決定機能共に流体ですので全部丸みのある点線です。

1つの診断から、これだけの結果を得られればお腹いっぱいでしょう。情報量が半端ないです。
ここに書いたこと以外にも、Personaliy Ninja公式サイトには理念や診断する上の知識集などが揃えられ、基盤がしっかりしています。
ユング、MBTI、ソシオニクス、エニアグラムに触れているページもありました。なんと「忍」についての説明もあります。
また、診断結果はユーザー登録をすることで管理が可能です。
私は登録しませんでしたが、ユーザーならではのサービスも用意されていると思います。個人的にはかなり密度の高い診断だと思いました。知識集を見るだけでも十分楽しめます。
お時間のある方は是非お試し下さい。

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