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ソシオニクス タイピング用の質問回答&分析結果(From Over the Sea)

一部下記ページのネタバレ(?)を含む可能性があるため、ご承知の上お読み下さい。

質問自体はSchool of System Socionics(SSS)という学派で使用されているものを参考にしています、とのこと。
この学派はソシオニクスの指標のうち「機能の次元」を基準にタイピングを行っている学派のようです。
機能の次元については、以前ソシオニクス診断の記事を書いた際に触れた部分です。

サイト管理人様の経験上、特定の二分法以外だと「機能の次元」はタイピングの根拠として有力である可能性が高いとのこと。
上記記事では候補タイプの機能の次元についてウィキソシオンの解説を読み、Feの説明からLIIの可能性もあるかも?と思ったものです。

この記事の公開のあと、タイピング用の質問リストの存在に気がついたので今年の2月頃に質問へ回答してみました。
解析には知識や他者回答との比較が必要で、膨大な時間が必要だったため今更ながらタイピングが終わった次第です。
素人のタイピングなので間違っている箇所もあるとは思いますが、なるべくSSS公式ページを見ながら他の人の回答例(とそれに対する評価)やFrom Over the Sea様の解説を参照して解釈を進めて行きました。

質問への回答内容は文字数の都合や全文載せても無駄だと思いますので省略しますが、素人なりの分析結果を残しておきます。
分析は主に「機能の次元」を基準にし、「メンタル/バイタル」も併用しました。また、「符号」については特に難しいとのことだっので自主的な評価はしませんでしたが、SSSに於いて他者回答と同様の回答をしている箇所には同様の評価をしました。

★追記
下記ページにて、SSS公式サイトの診断基準を翻訳して紹介していましたので、こちらも参照しながら評価を行いました。
下記ページを参照して得られた情報に関しては頭に★をつけています。

・Te
規範パラメータ(2次元)の回答が見られた。意識はされているようで「メンタル」傾向があり、他の機能の説明でもTeに関して言及していた。一箇所だけ若干の「痛み」あり。
★「規範」、「メンタル」、「プラス」傾向が高かった。
・Ti
規範(2次元)は知っていた。他の次元の機能において、Tiについて「価値」を感じられる文脈あり。
★「バイタル」の傾向あり。
・Se
規範(2次元)は知っていた。苦手意識があり、不得意であることの「痛み」が見られた。
★「バイタル」、「プラス」の傾向あり。
・Si
規範(2次元)は知っていた。苦手意識があり、規範への若干の抵抗、それができない等能力の自信のなさや過小評価が見られた。また他者の回答評価とダブるところがあり、一部の回答について符号はマイナス傾向がある模様。
★「メンタル」、「マイナス」、無価値さから「超自我またはイド」の傾向あり。
・Fe
状況パラメータ(3次元)の回答が見られた。意識的な内容が多く、「メンタル」傾向あり。また解説にほぼ同じ回答が例として紹介されており、符号はプラス傾向がある模様。
★「プラス」、「メンタル」傾向あり。
・Fi
状況パラメータ(3次元)の回答が見られた。だがFiの質問に対してFeで回答することが多かった。
★多次元の回答もある中で、回答意欲の欠如が散見され「バイタル」傾向あり。
・Ne
時間パラメータ(4次元)の回答が見られた。抽象的だったり無意識的(自覚が薄い)箇所が散見されたため、若干「バイタル」傾向あり。
★上記と同じく、「バイタル」傾向あり。
・Ni
状況パラメータ(3次元)の回答が見られた。自信を感じられる回答が多かった。
★1箇所「メンタル」と解釈できる回答あり。もしかしたら4次元の回答があったかも。

以上の傾向を基にタイプに当てはめると、
①S機能どちらかが脆弱機能(第4機能)である可能性あり→xNxj
②F(3次元)>T(2次元)→xNFj
③Feがメンタル(第1機能〜第4機能)→ENFj
となり、ENFj(EIE)かも…?と解析しました。
EIEはNe4次元(第8機能)かつバイタルという条件にも合致します。

ほんとかよ。笑
と思ったので念の為色々な学者の解説をチェックしてみると、「意外と合ってる」というのが感想でした。
特にMeged and Ovcharovによる説明におけるNi-EIEについての解説で、何度か言われている上司から私への評価がそのタイプの外見印象として記載されていたり、Stratiyevskayaによる説明におけるSiの解説が刺さって面白かったです。
特徴の解説としては、Gulenkoによる説明におけるEIEハーモナイザーの解説が自分には合ってるかなと感じました。

これまでずっと内向型だと思っていたため、EIEはほぼノーマークでした。
ただ実際に回答を解析してみて、EII(INFj)に抱いていた違和感が解消されました。EIIは人間関係あれこれを司るFiを先導機能としていますが、自分が人間関係における評価を主軸に考えているか?と言われるとすごく謎だったためです。
それよりは、Feという自他の感情そのものを主軸に考えているという方がしっくり来ます。
またLII(INTj)と価値観が同じ箇所があるということが分かりました。LIIにとってのTi、FeはEIEと同じく尊重する機能(価値の高い機能)だそうです。前回のソシオ診断記事を読み返すと、既にFeに対する意識が見えていたような気もします。

外向と内向の違いをおさらいするため下記記事に目を通しましたが、サブタイプによっては外向/内向の特徴(見え方?)が大きく変わるようです。
例として掲載されていましたが、Niサブタイプ(接触サブタイプ)のEIEの場合はNi(Ip気質)の影響を受けるそうです。もしかしたら自分の場合はこのケースに当てはまるかもしれません。

モデルAの左側が強調されたサブタイプ(接触・不活性サブタイプが不活性 [15])の外向型でタイプミスが発生することはあまりありません。多くの場合、こういう人々はサブタイプ由来の気質の影響が薄いため、典型的な外向型に見えます。
同様に典型的なのは、モデルAの左側(不活性)が強調された内向型です。ほとんどの場合、こうした人々は日常使われる「内向」という言葉のイメージ通りの内向型に見えます。
これとは逆に診断が困難になるのは、モデルAの右側(接触)が強調された外向型と内向型です。この場合、サブタイプの気質の影響が見られるため、典型的な外向型、内向型とはかなり違って見えます。

上記リンク先より


回答及び解析をしていて面白かったのが、他者回答との比較です。
同じことを言ってる人もいれば、自分にはない考えを有している人もいました。また同じ次元でも、メンタル/バイタルの評価が異なったり、高次元っぽく見える低次元機能も、例えば「知ってることダラダラ喋ってるだけじゃん」という評価で笑ってしまいました。

脆弱機能について、この機能はその人の「欠点」として昔から指摘され続けていたり、昔から劣等感を抱きやすいといいます。
今回の分析で、私の場合はSiが脆弱機能である可能性が高いのですが、確かに昔から言われる(あるいは感じている)自分の欠点はSiにまつわることが多いように思えます(健康面が蔑ろにされている、超不注意、快適さを生み出せない、美に関する面が複雑など)。
脆弱機能を含む1次元性の機能は、自分ではどうにもならないため他人のサポートが必要とのことです。
自分だけで何とかできたほうが良いこともあるとは思いますが、ソシオニクスは社会学の面も含むこと、それ以前に人間は社会性動物であることから他人の存在は必要不可欠であると言えそうです。

少し話が逸れましたが、機能の次元からチェックした自分のタイプはEIEである可能性が分かりました。
サブタイプを含めると、Niサブタイプ(活性サブタイプ)、DCNHはハーモナイザーといったところでしょうか。

素人判定なのでもちろん間違っている可能性は多大にありますし、機能の次元以外で判定するのであれば違うタイプの可能性はあると思います。

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