「出会った頃はこんな日が来るとは思わずにいた」訳ではないけど

エホバの証人の私は両親と兄妹とともに私達なりの平凡な毎日を送っていたと思う。姉達は親との確執の為ケンカも絶えなかったが、普通の親子でもそのくらいは経験するだろう。姉達は中学生で洗礼を受けており、私なんかよりは、大真面目に自分の将来や進路を考えていたに違いない。
私は当時の親の年齢になって、ますます理解に苦しんでいる。なにせ父親は地元の大企業を辞め、集会や伝道に自分の時間を捧げられるよう、純粋に努力していた。母も最初は反対していたらしいが、結局父と共に歩みそれなりの人生を過ごしていた。

当時の私はというと、何だかはまりきらないというか、学びが足りないからだとか、世に染まりがちというか、ともかくそんな事は自分だけの内緒で、優等生ぶるのを得意としていた。
これはまだ15歳位までの話だ。

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