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乙女の祇園祭

こんにちは。クラーク京都巡りです。

今回、私たちは「乙女の祇園祭」について取材してきました。乙女の祇園祭とは「伝統だって、かわいくなくちゃ」というテーマで活動するプロジェクト。そのプロジェクトを運営するデザイン会社「株式会社フィールド」の岡田専務に話をお聞きしました。


      インタビュー


Q.コロナ禍で二年間祇園祭の巡行が中止になっていた間はどうされていましたか

A.「乙女の祇園祭」というキーワードでSNS配信をしたり、本来であればこんな形で祇園祭が行われてましたよ、みたいな情報発信をしていました。

Q.ターゲット層を女性に絞っているのはなぜでしょうか?

A.絞っているのではなく、「伝統だって可愛くなくちゃ!」ってことなんです。名前が「乙女の」祇園祭なので、我々も当初は女性にしか受けないと思っていたんですが、意外にもおっちゃんが買っていかれます(笑)。「カワイイ」というキーワードは年齢や性別を問わないので、「乙女心」持っている人に響けばいいな、と思っています。

Q.職場の経営理念や社訓のようなものはありますか?

A.我々がデザインを通して「喜ぶ人をデザインしていく」モノづくりをテーマにしているのは、クライアントだけじゃなくて、その先にいるお客様を笑顔にできるデザインを作っていければいいなと思っているからです。

Q.職人さんとコラボしたりはどういった経緯からですか?

A.三、四年前くらいから工芸のフェアがよくあって、そのフェアに行った時、斬新な伝統工芸なんだけれども、今に伝えるために工夫されてる職人さんが多くいたんです。「昇苑くみひも」さんの組紐もそのひとつでした。御朱印帳もそうなんですけど、無くなっていくものをどういうふうに今の人たちに響くように作っていくかっていうことが大事。そこでコラボレーションをお願いできたりしないかなと思い、ちょっとお声がけさせていただきました。すると「ぜひやりますよ!」と言っていただいたので試しにできたらということで始めました。色の組み合わせなどもデザインしています。職人さんと作るというと点で、いろいろな勉強ができました。新しいものばかりを取り入れるのではなく、伝統あるものをどういうふうに新しくみせるか、楽しく使ってもらえるかが大切だと思いました。

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Q.どの商品が1番人気ですか?

A.ポストカードですね。あと手ぬぐい。手ぬぐいは、伝統工芸の京友禅で作ってみたいです。

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Q.額縁に入れたりタペストリーにしたりして飾るのもアリだと思います。

A.そうですね。今の売れ行き的には、日常使いの汗を拭く手ぬぐいが人気です。

Q.会社としての今後の展望は?

A.京都だけじゃなく他の地域でもいろいろと仕事ができるようになるためにも、拠点を作っていきたいなと思っています。夢です。















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