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今後

 現在就労移行支援B型の事業所に通い始めて1年が経つ。作業内容は裁縫で布のバッグや小物入れなどを作っている。元々手先が器用なこともあり、通所以前から自作で服を作ったりしており、日々の作業は比較的簡単に出来る。今の所週3終日利用で、持病などでお休みすることは年に5日もなかったと思う。(写真は昨年作ったシャツ)

 長年持病と向き合っていく中で、何故か症状が出にくくなる作業があり、それらの1つに裁縫があったのだ。当然自分が必要とする分だけ作れば毎日のように何か作ることもなく、勿体ないと思うことも多かった。

 安定して通所出来ていることはとても良いことではあるが、ずっと気になっていたことは「裁縫が出来るA型事業所や障碍者雇用枠などあるはずもない」ということ。作家になってネットやイベントなどで出品する以外あまりアイディアが思い付かない。まだまだ体調も万全ではないし、こういったことを考えてしまうのは時期尚早かもしれないが、ふと思い浮かんでしまい気になってしまう。

 それ以外にも、現在通所を検討中の事業所は「音楽制作」が出来る珍しい形態の所だった。音楽は好きで楽器は何かしら練習していたけど、症状がかなり強かった時期もあって、それまで練習して来たピアノ曲がほとんど弾けなくなってしまった。演奏が出来ない中で音楽を楽しむ方法はないかと考えると作曲しかなかった。このため「ミュージシャンになりたい」と強く思ったり何か目標がある訳でもないので、この事業所の力量に関係なく、音楽で生活していけるはずもないと思っている。とにかく狭き門なのは明白なので、体調を悪化させてまでやるような事ではないと思っている。

 その一方で、障碍者雇用などを考えるなら事務作業系のスキルを高められそうな事業所に通う方が現実的でもあるが、通所時に症状が出てしまう可能性も高く、今は得意な事、興味のある事が出来る事業所に運よく巡り合っているのだから、ここ1~2年は遠回りに見えても焦らず楽しめる日々を過ごし、まずは安定した通所を送られる日々がいいのかと思ったりしている。


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