氏神さんである天満宮には 早朝の散歩で参拝する。 夜明け前、誰もいない境内を 玉砂利を踏みしめて、一歩二歩。 凛とした空気が心地よい。 ある日、美しい琴の音色が 聞…
翡翠工房
2022年10月22日 12:22
氏神さんである天満宮には早朝の散歩で参拝する。夜明け前、誰もいない境内を玉砂利を踏みしめて、一歩二歩。凛とした空気が心地よい。ある日、美しい琴の音色が聞こえて来た。深山幽谷を流れる水が山の生き物たちに潤いを与えるようにそれはしみじみと私の心に沁み込んでくる。誰が弾いているのだろう。音は聞こえど、姿が見えない。そのとき、一羽の鳥が飛び立った。雀より大きく、頭部が黒く、