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実践編①:立位姿勢の分析〜基本的な見方から見逃しやすいポイントまで〜

最近関わるようになった脳卒中の方(発症後4年ほど経過)のリハ場面です。
ご本人より、SNSでの発信も「私も勉強になるし、外来リハで関わるセラピストさんの勉強にもなるので」と、ご理解ならびにご了承頂いております。

ツイッターでの反響も大きく、多くの方からご質問や、動画を通じて脳卒中リハに対する相談が増えてきております。


動画も通じて、実際の動きも見ながら、私自身の思考過程を少しでも分かりやすくお伝えし、脳卒中の方での介入時の臨床展開の参考になれば嬉しいです!


今回は、第一弾として脳卒中の方の立位姿勢の見方を学んでいきましょう!


では一回の介入(1時間ほど)の介入前(下図の左)と介入後(下図の右)を見てください↓↓↓


介入前後の立位姿勢の変化

ではまず下の画像から、左右の姿勢の特徴をあげてみてください!!

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いくつか出ましたか?もちろん細かい所をあげたら色々出ると思います。また正面の画像だけなので、回旋などは予想するしかないかもしれませんが、それでも沢山予想できるなら素敵ですよ!!


まずはさらっと第一印象を捉えてみましょう!

立位姿勢の第一印象を捉える

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これは骨盤の上前腸骨棘と足関節の真ん中あたりを結んだ四角形です!
私はパッと見る時、こんな感じで全体のシルエットを見るようにしています。


立体的にイメージするために、easy poserなる無料アプリを使用して説明していきます。(*easy poserは自身で作成したポーズのデータは無料・有料関わらずフリーで使用できる優れものです)

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微妙な関節の捻れなどの表現がし切れない(か私がまだ使いこなせてないだけかも)ので、完全とまではいきませんが、立体的に捉えるには良いツールです。

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