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結果を出すセラピストの共通点とは?その③人間性の巻

ついに最終回!!

今回のテーマは「人間性」です!

人間性が大事だというお話を、
人間性に問題のあると噂のこまつがお送りします。


「知識編」「技術編」の記事はこちら👇

人間性とはなんぞや?

そもそも、人間性ってなんでしょうかね?

少し調べてみました。

人間性とは「人間らしさ」のことです。
人間が生まれたときから備えている性質、
人間特有の本性のことを表しています。

他人に対する思いやりの心や、
自分以外の誰かに対しての愛情など、
人間にしか持ちあわせていない感情や理性、
倫理などがあるということです。

人間性とは反対に、
動物のように本能のまま
行動する人のことを
動物的な人間と表現されます。

「人間性」と「人柄」の違い
人間性は、その人が持つ本質的な
本性のようなものを表しています。

一方で人柄は、本性はどうであれ、
他人から見た時にどんな人に見えるのかという、
他人からの評価の事を表しています。

「人間性」と「人柄」は
同じような意味で取られがちですが、
厳密には少し意味が違うのです。

人間性とはどんな意味か?人間性が高い人/疑われる人の特徴を解説

上記の記事では

①他人へ思いやりを持って接する
②人の意見をしっかりと聞ける
③相手を許せる
④他人に対して悪いと思ったことには、指摘ができる
⑤仕事など途中で投げ出さず、最後まで諦めない

の5つが人間性が高い人の特徴として挙げられていました。
他者を認め尊重し、
向上心があり、
自分の軸を持っているような人

のようです。

こまつは上記の人柄の部分も人間性に含めています。


さて、みなさんは人間性が高いでしょうか?


そうゆうこまつはというと

…お察しください。


セラピストにとって人間性は軽視されがち

知識×技術×人間性がセラピストにとっては重要。


若い頃のこまつは、知識を深め、技術を磨くことで良いセラピストになれると信じてやみませんでした。

もちろん知識が増えることで、患者さんとの臨床で気づくことや解釈できる幅は拡がりました。

技術を磨くことで解決できる問題も増えました。


だけど、それだけではなんだか
自分のイメージする理想のセラピスト像である


自分や家族、親友が
リハビリを必要とした時に
担当して欲しいセラピスト




に自分が近づいているか?
と自問した時、
「なにか足りない」
「知識と技術だけじゃないはず」
とおぼろげながらに
違和感を感じるようになってきました。


当時2、3年目のぼくは、
尊敬する数名の師匠との違いは何かを考えました。

知識・技術は死ぬ気で頑張れば
追いつき、追い抜くことはできる。


でもその結果、
師匠よりも良いセラピストになっているか?


と考えるとどうも
それだけじゃ追い抜けないどころか、
追いつかない気がしたわけです。


師匠の皆さんは、

・患者・利用者さん
・先輩・後輩セラピスト
・病棟のドクターや看護師さんなど他職種

からも信頼されているんです。

もちろんそこには
高い専門性があるからこそ、
他職種の方とも濃密に
やり取りできる部分もあります。

でもそれだけでなく、
セラピストとしてだけでなく、


人として素敵


ということじゃないかと仮説を立てました。


そこで次のスライド👇

知識・技術が素晴らしくても、人としての魅力がなければ…


私たちは医療者である前に1人の人なわけです。


みなさんも過去に、

この人、怪しいな。
この人うさんくさいな。
この人頼りないな。
なんか生理的に合わないな。

と感じてしまうと、
言ってることも素直に聞きたくなかったり、
距離を置きたくなることはないでしょうか?


そう考えると知識・技術だけでなく、

他者からどう見られているか

という意識が重要になります。


他者への感謝や、
気配り・心配り、
普段の行動や態度、発言などの

振る舞いによって、

他者はあなたの人間性・人柄を
判断することになります。


人間性の高い人の特徴

人間性の高い人とはどんな人か?

と聞かれれば、

ぼくは下のように表現します👇

また会いたい・会いに行きたい・話を聞きたい人物か?


普段から何気ないことでも声をかけてくれる

忙しい時に手伝ってくれる

質問を嫌な顔せず、
むしろ笑顔で対応してくれる。

アドバイスもこちらに合わせて
分かりやすく説明してくれる。

発言が前向き。

口だけでなく行動に移している。




など、あなたが「また会いたい」と
感じる人には、
どんな特徴がありますか?


またそれをあなたは
できているでしょうか?


まずは自分の機嫌は自分で取ることですね😊


人間性はセラピストにとって必要?


人間性が高いと、どんなメリットが?

「また会いたい」と思えるような素敵な人。

そしてそんな人間性の高さは、
セラピストに必要でしょうか?


どれだけ知識があったとしても、
どれだけ技術があったとしても、


「会いたくない」
「喋りたくもない」
「顔も見たくない」


と相手に思われていれば、


あなたの言葉は相手に届かない
あなたに触れられることは不快でしかない

かもしれません。



知識 × 技術 × 人間性


なんだと思います。

知識と技術があったとしても、
人間性が”マイナス”であったなら、

相手の役に立つどころか、
リハビリに拒否的になったりと
よりネガティブな結果につながるかもしれません。



また他者から信頼されるためにも人間性は必要です。

後輩教育やマネジメント、
多職種連携のためにも、
周囲の人からの信頼は大切です。


日常的なコミュニケーション。

後輩から質問がしやすい空気づくり。

こちらからの意見だけを押し付けるのではなく、
相手の事情も汲みながらWIN-WINの提案ができる。

こちらの専門性や思いを活かして、
他職種のサポートをするとともに、
相手の専門性や思いも尊重して助け合う。

助けてもらった時には感謝する。

忙しいアピールをしない。


など、技術面以外の関わりでも
セラピスト間や病棟・施設間での
良好な連携関係を築くことができれば、

結果として、患者・利用者さんにもメリットは増えるはずです。



若いセラピストさんは、
患者さんの抱える問題の発見と解決のために
もちろん知識・技術を増やすことは大切です。


でも合わせて人間性を磨く、という意識も大切です。


素敵な先輩セラピストを見つけて、
どんな表情や言葉使い、
立ち振る舞いをしているか?など


手技以外の部分も観察してみてください。


きっとたくさんの発見があるはず!!

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