橋を架ける仕事についての往復書簡#15

長野から瀧内です。来週から長野は雪予報が続くようで、今日慌ててタイヤ交換をしました。昨年の反動かもしれないけど、雪が多いとのこと。コロナ下で行政案件の開始時期が遅れていても、年度末で締まるのは変わらず、例年の怒涛の日々以上の忙しさに、大雪の可能性…と、少し憂鬱な気分です(笑)
よく通っているのは、以前一緒に仕事をしていた木島平の近く。あのあたりは「特別豪雪地帯」と言われていて、一晩で除雪車が3回(夕方、夜中、明け方)も稼働するような地域です。なので憂鬱な気分にならない人はいないような気がします…が、コロナ第一波のときのように、何もできないことは何かを見直すタイミングなのかもしれませんね。そう読み替えて一緒に考える、みたいなことを呼びかけられるかもしれない、と書きながらふと思っています。

さて。
オンライン準備会、そして今後の話などの往復書簡のあと、少し時間が空きました。今回は、その間に別途Zoomミーティングをしたりして、話したことをまとめるような往復書簡にしてみますね。

打ち合わせでの主な話は、準備会のときに、年内スタートしよう!と宣言していたこと。それを少し先延ばし(2月か3月ぐらい)にしつつ、「橋を架ける仕事」の解像度を上げるようなことができれば、という話だったかと思います。「橋を架ける仕事」という言葉の情緒さからか、この言葉には多種多様な解釈があって、ゼミとして動くために(より意味のある動きにしていくためにも)その言葉の方向性だけでも見えるようにしたいよね(しないといけないよね)と思ったことがきっかけでした。
その企画名はプレゼミなのかオリエンなのかわかりませんが、みんなで「橋を架ける仕事」とは何かを、話していくようなサロン的な動きが、月額で少しいただきながら、もちろんゼミがスタートしたあとも話し続けていくようなイメージでできていくといいなと思っています。(橋を架ける仕事を下支えしていくコミュニティになればいいなと個人的に思いつつ)前にも話していた、私たちのような仕事をしたい学生に、記録を取っていってもらうのもいいかも、などとも。
月に2回ぐらい、お互いの仕事や取り組みたいことを話して、それに対して議論し合う、まさしくゼミ形式ですが、教授はいないけど、TA的な人(洪さんと私)はいる。答えがないし、考え続けることに意味があるようなサロンができないかなあ……ファシリテーター不在のサロンのような。

そういえば、橋を架ける仕事的な依頼、かつ多様なご相談が増えてきました。都市計画関連、福祉、ソーシャルイノベーションを生むような仕組みづくりなど。最初の立ち止まって考える企画もそうですが、ここで集まっている人たちとみんなで取り組みたい内容でもあるな、と思います。ご依頼プラス、予算を持ったこちらからのプロジェクト、双方で組み合わせてやるような立体編集ができるともっと面白いかも、と。クライアントのご理解次第ではありますが、ちょっと話してみようかと思っていて、多摩と長野のそれぞれ似たような課題解決以外にもいろんなゼミがあってもいいですよね、きっと。

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