スコアパッドを見れば「これはコントラクトブリッジをやっていますね」と分かる説
トランプを使ったカードゲームであるコントラクトブリッジは、スコアをつけて得点を競い合うゲームです。競技会のみならず家庭で行う場合にも、最初にゲームする回数を決めて、スコアのトータルで勝ち負けを決めて遊ぶことが一般的です。なので、ブリッジで遊ぶときに使用する「スコアパッド」が商品として販売されていたりもします。トランプカードを使ったゲームは数あれど、専用のスコアパッドがあるゲームはそう多くはないので、今回はブリッジで使われるスコアパッドについて簡単にご紹介しようと思います。
スコアの付け方とスコアパッドの違い
ブリッジでスコアをつける方法には、「ラバー」「シカゴ」という2種類のスタイルがあります。(競技会で用いられるデュプリケート方式については今回は触れないことにします。)
歴史的にはラバーの方が伝統的なスタイルなんだそうです。当方のnoteで紹介したアガサ・クリスティの推理小説『ひらいたトランプ』で使用されているスコアリングもラバースタイルですね。
当方もスコアリングについては教えてもらったことがあるのですが、さっぱり覚えられませんでした。スコアの付け方を知りたい方には、ブリッジの遊び方を解説されている「かずちゃんのブリッジって何?」というウェブサイトの「スコア篇」のページがとても分かりやすいのでオススメします。
スコアの付け方の説明は割愛させていただきますが、今回のスコアパッドの紹介で重要なのは、スコアの付け方によってスコアパッドの表組も異なる、ということです。これは見ていただくしかないので、図を作成しました。
このように表の形式が異なるので、スコアパッドを購入する際には間違えないようにご注意ください。
なお、オンラインブリッジの「Trickster Bridge」では2種類のスコアリングから好きな方を選んで遊ぶことができます。ラバーの場合だとスクリーンキャプチャの通りラバースタイルの表でスコアが表示されますが、シカゴを選ぶと上記のシカゴスタイルの表で表示されないのが残念です…
スコアパッドあれこれ
Amazonでスコアパッドを探してみたところ、多くの商品がラバースタイル用の商品でした。表のレイアウトや表紙のデザインなどお好みのものを探してみるのも良さそうです。
こちらはスコアの得点表がついているので、計算に不慣れな初心者の方には良さそうでしょうか。
また、こちらのようにラバーではないスコアブックもありました。
スコアパッドが付いている「ブリッジセット」
スコアパッド単体でも購入できますが、ブリッジをするために必要なカードや用品がまとめてパッケージされている「ブリッジセット」が販売されていることもあります。その中には大抵スコアパッドが付いてきます。こうした商品はギフトにピッタリです。
こちらはスコアパッドに加えてカードが6組も付いているのでパーティーグッズと言えるでしょうか。
さらに、ビディングボックスとスコアパッドがセットになった商品もあります。
というわけで、ブリッジのスコアパッドについてのご紹介でした。以前、『(小ネタ)コントラクトブリッジのおしゃれなデコレーションケーキのインスタ紹介』という記事で、ブリッジをイメージしたデコレーションケーキの画像をご紹介しましたが、その中にもスコアパッド(と鉛筆)があしらわれたケーキがいくつかありました。トランプカードだけだと他のカードゲームと区別がつきませんが、ブリッジのスコアパッドがあれば、それだけで「これはブリッジをしているのだな」と伝えられるブリッジの特徴的な用品の一つです。家庭で遊ぶ際には、その辺にある紙やノートにスコアをメモすれば十分なので、「こういうものがあるんだなー」と存在を知っていただければOKです。
せっかくなので、初心者の方にも基本的なルールを覚えてゲームをすることができるようになったら、ゆくゆくはスコアの付け方も学んでみて欲しいですねーではー。
サポートはコントラクトブリッジに関する記事執筆のための調査費用、コーヒー代として活用させていただきますー。