見出し画像

お仕事での議論の様子を観察させてください!

Bridge Lab. 教員の渡辺です。

4月に入って研究プロジェクトも開始いたしました。
ことしBridge Lab.に入った2名(飯塚・髙瀨)が挑むテーマは「聴者がわいわいと話す中で、自分が会話に入るための情報保障」です。

議論に加わりたい

飯塚は聴覚に障がいを持っており、第一言語が中間型手話(日本語対応手話と日本手話の中間)で、発話や口形の読み取りはできません。また言葉の聞き取りもできないです。
3年次インターンでの朝会や雑談の際、聴者同士で会話をしていることは音や様子から分かり音声認識などで会話内容を少し把握できるが、手話通訳を頼める卒業生の先輩(聴覚障がい者であるが口話はできる方)がいないと発言する手段がなく会話に入ることができなかった、ということをきっかけに「グループディスカッションで自分も議論に加わりたい」と思い研究テーマにしました。(なお、仕事自体はメンターさんと1対1でチャットや筆談等を使いながら進めるので問題なく進められたそうです。ただ、時々周りで発生している議論を見ていて「多分色々情報を取りこぼしているんだろうな」と不安に感じていたそうです。)

議論の様子を観察したい

グループで話すケースは雑談・会議・グループワーク・議論といろんな場面がありますが「仕事で発生する対話」を対象にしたい、とのこと。彼自身去年チームでのソフトウエア開発を経験したこともあり、ソフトウエア開発場面での対話を対象にしようとしています。

ただ、私自身も業務上でどんなふうに議論が発生するのか、その中でどのようにコミュニケーションが行われるかわかりません。例えば立ってるのか座ってるのか、ホワイトボードは使うのか、チャットを使うのか口頭で話すのか、などなど。「会話はほとんどチャットで、口頭での議論はほぼしないから大丈夫だよ」という人は多いかもしれませんが、無意識に口話で手軽に会話していることも多いのです。

というわけで「まずは観察からだ!」ということでいろんな方に頼んでみることにしました。秘密保持契約を結んだ上で2時間ほどお仕事の様子を観察させてください。できれば対面を考えています。(オンラインでももちろん構わないのですが、組織内コミュニケーションツールを使っている様子などが見られないので難しいそうだと感じてます。ただそれについてもご相談させてください。)

連絡フォーム

ご協力いただける方、ちょっと検討してみようと思う方、是非ともご連絡よろしくお願いいたします!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?