大きな縁端拡幅
縁端拡幅って、もう少しかわいいサイズのものだと言いたいのですが、時として大きくなってしまいます。
橋軸方向の桁かかり長不足への対策なら、さほど大きくはなりません。橋座の縁を少しばかりと。
支承取替を行う場合には、下部工ブラケットを設置せず、縁端拡幅と兼用する場合があります。この場合、縁端距離確保の場合と比べて大型化してきます。
困るのが斜角の影響で縁端拡幅が大きくなる場合です。時として、その重量のものを取り付けるんですかね???と聞きたくなるような寸法になるものがあります。あるいは橋座耐力のPc確保(連続桁の固定支承の橋軸方向)とか。
写真のような道路だと歩道部が、が、が、と設計の方も管理の方も複雑な心境だったでしょうね。
支承取替で大きな支承に変えるとなると、支承線移動が必要だったり、さらに橋座耐力の関係で拡幅量が増えたりと、既設橋の補強設計はコンフリクト多すぎです。
さて、縁端拡幅の下側の45度カット的な形状って要否の判断が分かれるところですが、上の写真の縁端拡幅の場合には、重量にしても、供用空間のためにも必要ですね。
それにしても、写真だと規模感が伝わらないです。。。