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静岡県 清見寺橋 ゲルバー桁から連続桁への構造改造
箱桁のゲルバー桁も珍しいなぁ(知る範囲では)と思いながら、それを連続桁に構造改造?と、たまたま見かけた論文のタイトルに驚いたので、訪れたことがありました。
↓拝見した論文はリンク先のものです。
http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/1996/51-1A/51-1A-0656.pdf
ゲルバー桁のヒンジ部を取去り連続桁に改造し本橋の耐震性能を向上(中略)連続桁の旧吊桁区間主桁にはPC外ケーブルの緊張によりモーメント耐荷力の不足を補う(以下略)
(土木学会第51回年次学術講演会 平成8年)
論文のタイトルにしても、書かれている内容にしても、難工事であることが伝わってきます。
上フランジの改修や部分的な床版取替もされているようなので、短期間では交通規制があったと思いますが、この期間以外は活線での工事となっているものと思います。ですので、どのような荷重~断面力/変形状態で設計するのか?といった面と、その現場での整合が難しさがありますので、施工時の種々の測定を含め、すべての段階での緻密さによって実現できた工事なのですね。
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土木学会から刊行されている「鋼構造シリーズ26 鋼橋の大規模修繕大規模更新 解説と事例」がアーカイブされており、こちらに詳しく掲載されています。リンク先でご覧ください。
清見寺橋の位置はGoogleMapでどうぞ。
直近では床版取替工事とのこと。日経xTECHより。