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「賢い花嫁」は、愛する人を丸ごと素敵にしてゆく。

お疲れさまでございます。「賢い花嫁」へメッセージの4回目です。5回くらいでまとめる予定でしたが・・・。もっと回数が必要です。

1回目は、初めてドレスサロンへ予約を入れる時のこと。2回目は、賢い花嫁たちの様子と、知らないうちに得しちゃう基本の心持ち。3回目は、ドレス選びの現場のリアルを書きました。

どちらも、この投稿の一番下へ添付しておきます。どの投稿も、2,000~2,500文字くらいなので、5分くらいあれば読めます。

そして、今回は、「MEN'S選び」について、賢い花嫁として知っておいてほしいことを書きます。



◇ まえおき

日本中に、ドレスサロン、婚礼衣裳店、は多々あります。その形態は、他から見るととても複雑です。昨今、ネットにて販売ドレスも増えてきましたので、網の目状に広がっている感じです。このあたりも、いずれまとめて書きます。外から見ると、とーってもわかりづらいです。

ですが、賢い花嫁たちは、その幅広さや、分かりづらさもなんなくクリアしてきます。情報探知能力にたけています

そんな現状がある中で、メンズ衣裳が占める割合は、まだまだ小さいです。だからでしょうか?新郎さまからは、こんな言葉がよく聞かれます。

「おれは、添え物だから何でもいいよ。」「ドレスに合っていれば、それでいい。」「よくわからないから、任せる。」「勝手に決めてくれてもいいよ。」・・・などなどです。

もちろん、おしゃれ新郎様もいらっしゃいます。衣裳へのこだわりが、とても強い方もいらっしゃいます。その割合は増えてきております。よって、二極化していると感じております。

ちなみに、それらのことを踏まえて、衣裳店では、男性の接客を男性接客者が担当する場面も増えております。

総体的にみて、男性は、婚礼衣裳に関して、基本的に「不安」を抱えていらっしゃいます。これは、長年の感です。



◇ MEN'S選び

ヒアリング、カウンセリングから、MEN'Sセレクト、MEN'S試着、通常のせっきゃの流れでお伝えして参ります。


・ヒアリング、カウンセリング

多くの男性は、この場面ではあまり意見がでてきません。それは、「よくわからない」だけです。「俺は、大体でいいから…」まずは、その気持ちを察してください。そして、その真逆の方も、最近増えています。


― 賢い花嫁へのお願い

・彼のタイプを判断しておく(◇まえおきを参考に)

・来店直前の彼の様子を観察する

・クローゼットの中身を知っておく

・彼の口癖を知っておく


この4つを、把握しておいてください。

そして、ヒアリングやカウンセリングの場面において、ご自身のドレスや和装のことで頭がいっぱいになりがちですが、冷静に・・・。「彼のサポートもする!」と、気持ちを決めておいてください。

男性心理として。

「わからない → 興味がない → 不安 → わからなくてもいいかも? → 不安」

この流れです。これを。

「わからない → わかってきた → なるほど → 興味がでてきた → 安心 → これがいいかも → これにしたい!」

この流れに変えましょう!


・MEN'Sセレクト

具体的に、タキシードを選ぶ場面です。彼の小さなこだわりを、しっかりと思い出す時です。担当のブライダルスタイリストとアイコンタクトをとりながら、セレクトにはいります。

ブライダルスタイリストは、お見せするタキシードのシルエットを把握しています。彼が着た時のイメージが、着る前からわかります。商品に対しては、熟知していますので当然です。

その知識を、熟知度合いを、味方にする方が的確にセレクトできます。

担当者と協力している様子は、彼が見ていても嬉しいはずです。自分の彼女が賢い女性に見えますから。彼にとっては、自慢の彼女です。急に胸を張りはじめるかもしれません。← これ、男性が嬉しい時によくやります。笑。

MEN'Sセレクトの場面では、彼の不安を払拭して、彼の好きと似あうを叶えましょう。


・MEN'S試着

さぁ、いよいよ選んだタキシードのご試着です。ここで大切なことは、選んだタキシードの試着の順番です。順番は、彼に決めていただきましょう!決して、周りが決めないでください。

なぜならば、男性心理を、女性は理解しづらいからです。彼だけが感じているこだわりが必ずあります。それがどんなに小さなこだわりでも、尊重しましょう。

それよりも、賢い花嫁には、ここで大きな役割があります。「フィッティングサポート」です。

通常は、フィッテイングの中で、彼が途中まで自分で着ます。おズボンの履き替えです。その続きを、担当のブライダルスタイリストが、フィッテイングの外で行います。

フィッテイングの外でおこなう部分を、担当者から教えてもらいながら、一緒にやってみてください。断るスタイリストはいないと思います。

新郎新婦のほほえましいやり取りが、とても好きです。その場面を見たいので、賢い花嫁さまには「フィッティングサポート」をお願いしております。



◇ 賢い花嫁へ

彼への愛を、存分に発揮していただくのが、MEN'S選びの場面です。「彼を、愛していますか?」「YESっ!」「世界中でいちばん愛していますか?」「はいっ!」であれば、できるはずです。

サポートされて、安心感にあふれた彼の姿は、ドレスサロンのフロアにて、みるみるうちにカッコよくなります。そんな場面を、たくさん見てきました。

挙式日までは、まだまだ時間があります。この彼の自信が、さまざまな部分へ反映されます。結婚式のお打合せが、いままでよりもスムーズに進んでいきます。保障します。



◇ 結び。

そもそも、多くの男性は、ドレスサロンへの憧れはありません。そこで、衣裳合わせをするなんて・・・。興味もなければ、不安だらけです。

興味をもてるとするならば、愛する彼女が満面の笑顔で、ウエディングドレスを着て、その姿を誰よりも身近で見ることができる。これです。

婚礼衣裳への、ドレスサロンへの想いには、男女差があることをご理解ください。そして、その差があるがゆえに、その場でお二人がけんかになることもあります。

ですが、そんな場面もとても微笑ましいです。それくらい、ブライダルスタイリストの仕事は、幸せは仕事です


では、では。

明日も、会いましょう!


・「賢い花嫁」編 1投稿目


・「賢い花嫁」編 2投稿目


・「賢い花嫁」編 3投稿目


そして、今回が4投稿目です。

再び、最後の最後まで、目を通してくださり、本当にありがとうございました。

出会ってくださり、ありがとうございます。サポートは、少し先で叶えたいことがあるので、そのために使います。目の前のことに、気持ちを込めて向き合って参ります。by takako